今回紹介するアニメは『 NOIR 』(ノワール)です。
ヨーロッパの闇社会を舞台としたガンアクションアニメであります。
主人公は夕叢霧香(ゆうむら きりか)とミレイユ・ブーケという名の美少女。
二人は殺し屋ユニット“ノワール”を結成し、壮絶な銃撃戦にのぞみます。
過去への巡礼
霧香は過去の記憶を失った少女です。信じられない話ですが、「ある日、目が覚めたら一人きりで・・・何も覚えていなかった」と言うのです。
また、ミレイユも孤独な境遇にいます。幼いころ何者かに家族を惨殺されたのです。
二人は殺し屋稼業のかたわら、お互いの過去(事件)の究明に乗り出します。
霧香はこれを「あなた(ミレイユ)と私の過去への巡礼」と言いました。
ノワールにかかれば、あらゆる物が凶器と化す
“ノワール”の二人はともに一流の殺し屋ですが、霧香の殺人スキルは特に目を見張るものがあります。
体術や銃器の腕前に秀でているのは当たり前。さらに、とっさの機転で身のまわりにある物を凶器として使うこともしばしば。ちなみに一番驚いたのは、学生証のカードを武器として使ったときです・・・異常マジ信じらんねー!
評価の高い演出
本作品はまた、絵の色づかいや流れる音楽など、演出面でも評価が高いアニメです。
特に銃撃戦で掛かる音楽は、宗教的な荘厳さを帯びた曲調で、一度聞くと耳から離れません。
そのうち、この音楽が掛かるだけでドキドキするようになります(まさにパブロフの犬畜生状態)。
闇の組織ソルダとノワールの対立
最初、仲がぎこちない霧香とミレイユですが、命を懸けた仕事をこなすうちに、信頼関係が築かれていきます。
しかしその一方で、本来の目的であった“過去への巡礼”には大きな障害が生じます。
闇社会の中枢である秘密組織“ソルダ”と対立してしまうのです。
果たして霧香の失っていた記憶とは何なのでしょう?
また、ミレイユ一家惨殺事件の真相とは・・・!?
銃弾の雨をかいくぐり、二人が辿り着いた場所を、あなたの目で見届けて下さいっ!