『GUNSLINGER GIRL』少女たちの切なくも残酷な物語(前編)

gunslingergirl

あなたにとって幸せとは一体なんでしょうか?

アニメコラムらしからぬ非常に哲学的な前フリから始まってしまいましたが、今回紹介する『 GUNSLINGER GIRL 』はシリアスで社会的な重い、すごく考えさせれる内容の作品です。

重度の病気や障がいなど様々な事情から一度は人生を失なった少女たち、彼女たちの体の一部を機械に変え記憶を操作し、政府の「殺し屋」として、汚れ仕事を請け負っていく。
大人のエゴで第二の人生を与えられ、それでも彼女たちは寝て起きるたびに笑顔で「今日も生きている…」と喜びをかみしめているという切なくも残酷な物語。

あなたならこの物語をどう捉えますか!?

あらすじ

舞台は現代のイタリア、国は南北で大きな貧困差を抱えていた、それにより政府や国に不信感をもつ国民も多く過激化する市民運動や、南北問題に言及する五共和国派(通称、パダーニャ)という武装テロリスト集団が問題視されていました。

イタリア政府の社会福祉公社は秘密裏に現代の医療技術では治療が困難なほどの、病気や障がいを抱えている子どもや心身共にトラウマを抱えた少女たちを保護し、「義体」と呼ばれる機械の体を与え、「条件付け」という記憶操作を施し「殺し屋」として暗躍させるのです。

キャッチコピーは「彼女たちに与えられたのは大きな銃と、小さな幸せ」

少女たちの幸せと悲壮

あらすじを説明すると重たいの話のように思えますが、(実際の重たい話なのですが)だからこその感動や人間ドラマがつまっている作品です。
この作品の根底にあるテーマは残酷で無慈悲な世界の中にあるわずかな希望と慈愛です。

彼女たち義体は政府に殺し屋として育てられてはいますが、決して感情がないとか冷酷な性格であるってわけではないんです。
むしろ普段は快活な性格でまだまだあどけない少女たちで、時には皆でお茶をしたり星を見たり髪を梳かしあったり、またそれが余計に残酷さや儚さを助長していきます。
暗殺者としての顔と普段の少女としての顔…この二つの対比こそ『GUNSRINGER GIRL』の残酷さと希望の現れなんです。

「朝、目が覚める度一番気になることがある。それは今日も体がちゃんと存在しているということ。よかった。動く自由な体。素晴らしいことだ。」
義体の一人であるリコの2話でのモノローグなんですが、これも作品の悲壮感と希望感を表した名言ですよね…

生命倫理やモラルに目を向けた作品ではありますが、逃れられない運命でも手を取り合って健気にそして前向きに生きようとする姿に、えも言えぬ感動があると思います。

ガンスリの魅力はまだまだあるので後編に続きます。

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