アニメは当然ながら非現実である。従って、現実ではあり得ないことがよく起きる。
特に本当によく物理法則や重力を無視してくれるのが髪型である。
分け目どうなってんの!?や、何でそこ常に浮いてんの!?や、そこだけ髪の色違うのどうやって!?果ては何で髪が感情に合わせて動くんだよ!?まで、現実ではあり得ない髪型達。
そんな髪型を作る達人!コスプレイヤーさんに作り方を聞いてみました☆
「トリコ」のサニー
ご協力いただいたのは、同人作家でコスプレイヤーでもあるKさん。「家庭教師ヒットマンREBORN!」の獄寺隼人や「ときめきレストラン」の不破剣人などもコスプレしてきている。
そんな彼女に、「これまでで一番大変だった髪形のキャラクター」を聞いてみた。それが「トリコ」のサニーだ。
確かにその髪色の多さ、そして長さで、作るのは大変だろうなと思わせる。
材料は以下の通り!
・白ウィッグ(100cmのもの)
・ピンク、青、緑の色毛束(各一袋)
・グルーガン、もしくは針と糸
・セット用スプレー
100cmのウィッグというと、160cmの女性ならお尻の辺りまで届く長さだ。
Kさんは毛束感を出すためにウィッグを纏めず作業したとのことだったが、サラサラの髪が理想という人はシュシュなどのくくり跡がつきにくいもので小分けに纏めるのがいいかもしれない。
さて、準備が終わったらいよいよ製作。
白ウィッグをひっくり返し、人工頭皮とネットの間に軽く切り込みを入れる。
そうしたら、色毛束を差し込んで貼り付けるわけだ。
グルーガンで貼り付けると楽らしいが、持っていない人は針と糸でもできる。
ただしなかなか硬かったり、ウィッグと絡んだりしてしまうので、裁縫に自信のある人以外はグルーガンがおすすめだろう。
近頃は100円均一でも売っているので、随分と手に入りやすくなった。
文字にしてしまうと簡単に見えてしまうかもしれないが、これがなかなか難しいそうだ。
グルーガンやウィッグの扱いに慣れていない人は、安いものや、失敗しても惜しくない物で試すのがいいかもしれない。
そして最後に、髪の毛のセットだ。
全体的にスプレーし、ウィッグのバラつきを落ち着ける。サラサラのままでも毛束感を出したいなら、スプレーしてから小分けに纏めるのがいいかもしれない。
逆毛や色染めもあるよ!
他にも逆毛の立て方や、思い通りのウィッグの色がなかった場合の色染めの仕方も聞いたが、今回はこれにて締めさせて頂こう。
あなたもちょっとコスプレに興味が湧いてきただろうか?