「諸君、私は戦争が好きだ」

というセリフから始まる演説をご存じでしょうか?『HELLSING(ヘルシング)』を語るうえで、この演説は必要不可欠なのですが…

歴史的な演説は、キング牧師、ケネディ、リンカーンなどが有名です。近年ではオバマ大統領の『次期大統領選勝利演説』が記憶に新しいと思います。

アニメ作品でも、実社会と同じように演説を行う作品はあります。
物語を次の局面へ誘うポイントとして使われることがある演説。それは、強く魂を揺さぶる詞(ことば)と、その詞に魂の籠った熱を注いだ声優の辞(ことば)が融合している。その結果、実社会以上に観衆(視聴者)をグッと惹きつける力が強い。アニメ作品の演説部分だけを抜き出した動画などがネット上にアップされるくらい、その効果は絶大だ。

さて、そんな影響力を伴う演説のある作品の一つに冒頭で述べた「諸君、私は戦争が好きだ」から始まる演説があります。それが、今回採り上げる平野耕太著の『 HELLSING (OVA版)』である。

我らは汝らに問う、 HELLSING (ヘルシング)とは何ぞや!!

英国に在る化け物処理の専門機関、王立国教騎士団・通称『ヘルシング機関』。その切り札にして、最強の吸血鬼がアーカード。英国と犬猿の仲であるヴァチカン及びその直属『イスカリオテ機関』。そして、英国で起きた化け物絡みの事件の黒幕であり、アーカードを倒すた半世紀前から裏で活動していた組織『ミレニアム』。彼がこの二つの組織を相手に、三つ巴の大戦争を行う物語り。

本作は二度目のアニメ化で、原著通りに描かれている。テレビアニメ版とOVA版の声優はマクスウェルは田中秀幸から速水奨、アンデルセン神父は野沢那智から若本規夫に変更された以外はテレビアニメ版から続投である。補足だが、故・野沢那智の演じるアンデルセン神父もOVA版の若本規夫に負けず劣らず素晴らしい演技を行うので、一度は観ていただきたい。なお、テレビアニメ版の結末はオリジナルの内容ということを付足しておく。

 

命令は唯ひとつ「search&watch」以上

『HELLSING』は敵味方共にカッコ良くて、大味なセリフを吐く。例えば冒頭で上げた演説シーンはついに『ミレニアム』が英国に、ヘルシング機関に、アーカードに大戦争を吹っ掛けるアニメ全編の中で最も濃厚で、重要なシーンである。原著だと約10ページに渡って記された。それが約6分半にも及ぶ映像へと昇華されている。

演説のためだけに『 HELLSING (OVA版)』を観るのも一興だと、私は思う。

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「HELLSING」公式サイト

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