皆さんは今年の夏、どこかに旅行したでしょうか?
見知らぬ土地で見知らぬ建物や風景を見たり、美味しい物を食べたり。旅行ってとても楽しいですよね。
残念ながら旅行はおろか帰省すらできなかったという、私と同じ境遇の方々にご紹介したいアニメが『 異国迷路のクロワーゼ 』です。
19世紀の巴里へようこそ
この作品を一言で言いましょう。
着物を着た幼女が日本から巴里(パリ)へ奉公に行く!
着物の幼女! 特定の人達が大歓喜するこの単語!
さあ、これだけで十分に魅力的な作品だと思いませんか!?
正確には14歳なので幼女というにはちょっと語弊があるかもしれませんが……見た目は十分幼いから大丈夫!
舞台は19世紀後半。
石畳に覆われた街。美しい彫刻。道を走る馬車など……見るだけで異国の情緒を感じる事ができます。
これぞジャパニーズ・スタイル
主人公は日本人の少女、湯音。長崎から巴里へと奉公に出る事になりました。
日本の常識は通用しない外国。お辞儀をするだけで驚かれたりします。
奉公先で、店主であるクロードという青年に土下座をするシーンがあります。
初めて目にするジャパニーズ・DO☆GE☆ZAにビックリしているのがとても印象的。クロードからすれば土下座は「奴隷みたいなポーズ」と感じるあたり、日本とフランスでの思想のギャップを感じる事ができます。
異国で感じる孤独感
言葉も文化も違う、見知らぬ土地でたった一人。きっと湯音は不安だったでしょう。巨大な迷路に迷い込んでしまったかのような……そんな感覚を覚えたかもしれません。
そんな中でも、湯音は懸命に働きます。最初こそ湯音の事を良く思っていなかったクロードですが、文化・思想・言葉の違いに戸惑いながらも健気に働く湯音を次第に認めていきます。クロード以外にも、同年代のアリスと出会い、湯音は次第に巴里へと溶け込んでいきます。巨大な迷路の中で、一緒に歩いてくれる人達を見つける事ができたのです。
異国の文化に戸惑いながらも、人とのふれあいで成長をしていく湯音の姿を描いた『異国迷路のクロワーゼ』。
同じように海外を舞台にした『きんいろモザイク』と似た雰囲気を感じる事が出来る作品です。
ニコニコ動画で1話を無料配信していますので、まずは1話を観て湯音ちゃんの可愛さを味わってみてはいかがでしょうか?
【ニコニコ動画】異国迷路のクロワーゼ The Animation 第1話「入口」