『人類は衰退しました』可愛らしくも型破りな妖精と、ヘンテコな世界観

人類は衰退しました

ちっちゃくてかわいい不思議な生き物、『妖精』
メルヘンチックな力で、私たちを助けてくれる。ごく一般的な妖精のイメージは、そんなものではないだろうか。

しかしそんな妖精のイメージを覆してくれる作品がある。それが『 人類は衰退しました 』だ。

 

『人衰』の“妖精さん”

この作品に出てくる“妖精さん”は可愛らしい外見で、一見すると無害そうに見える。喋り方もほわーんとしていて、なんとも愛らしい感じだ。

だがこの“妖精さん”、実はすこし困った存在なのだ。
なにか「楽しそうなこと」を見つけると、不思議な能力を使いテキトーにそれを実験してみては、そのうち飽きてテキトーに辞めてしまう。
実験の内容はバリエーション豊か、かつヘンテコ。皆で“入り込める同人誌”を作ったりすることもあれば、小さな文明を一から作り上げたり、「時間が延々とループする空間」を作りだすこともある。
しかも実験に人間を巻き込んでも全然お構いなし。むしろ嬉々として人間を巻き込んでしまうのだ。

セリフもけっこう毒々しく、ほけ~っとした表情のまま、何の気なしに“危うい一言”を発したりする。そのギャップはなんとも強烈。

 

どんなストーリー?

ストーリーの大筋は、その“妖精さん”と、主人公である“わたし”ちゃん(名前は明かされず、一貫して“わたし”と呼ばれる)との様々な交流が主軸となっている。
……しかし交流といっても、キャッキャウフフと楽しげに会話を交わしていくわけではない。先に書いたような妖精さんの「楽しそうなことの実験」に、毎度毎度“わたし”ちゃん巻き込こまれていくのだ。

描かれるエピソードの数々はどれも不条理で、“妖精さん”の作り出す理屈では片付けられない特殊な状況の中には、毎度ブラックなジョークに満ち溢れている。
その味わいはユルくも実に奇怪で、“妖精さん”の不思議な能力に翻弄される“わたし”ちゃんと一緒に、視聴者である我々までもが「妖精さんワールド」に迷い込んでしまったのではないか? と、そんな錯覚を起こしそうになるほどだ。

ただ一方で、“実験”はただの迷惑なドタバタ劇に終わらないことも多い。時にはその不思議空間の中で、思わずホロリと心打たれるヒューマンドラマが展開されたりもするのだ。

まだ『人類は衰退しました』を未見のアナタ。“妖精さん”の不可思議な実験に、“わたし”ちゃんと共に付き合ってみてはいかがだろうか?
今まで見てこれなかった世界へ、“妖精さん”たちがいざなってくれるはずだ。

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