新しい年を迎え、来年から本気をだすと公言されていた方は本気を出す準備は整っていますか?
新年のおめでたいムードとは裏腹に、センター試験までもうすぐだったり受験を控えている方は修羅場を迎えているのではないだろうか……
果して 受験生 がネットをしている暇があるのかは置いておいて、今回は息抜きがてらに観るだけで受験生がためになるようなアニメをご紹介してみたいと思う。
現代物理学の雑学的知識が満載『Steins;Gate』
キャッチフレーズは『99%の科学と1%のファンタジー』。
時間跳躍という使い古された、いかにも非科学的かつ非現実的なサイエンスフィクションなテーマに対して、もしかして本当に可能なのではないか…と思わせるレベルに現実的に考えうるあらゆる考察がなされているアニメ。
作中では天才少女『牧瀬紅莉栖』が、現代物理学におけるタイムトラベル11の理論について言及していたり、タイムパラドックスが最大の伏線になっていたり、実際に存在する科学研究の施設がでてきたりと、
理系の受験生の方々にはためになるかもしれないワードがたくさんでてくるアニメです。
©2009-2013 MAGES./5pb./Nitroplus ©角川書店
『源氏物語』をわかりやすく観れる『源氏物語千年紀 Genji』
古典文学における超有名作品である紫式部が書いた名著『源氏物語』を題材としたアニメ。
教科書には必ず載っていたり、受験の問題としても頻出題材だったりと文系の受験生は多少なりともおさえておいて損はない作品ではないだろうか。
しかしこの『源氏物語』実際は54帖にも渡る超大作のながーい作品であるのだが、このアニメはその一部分を簡潔的にかなりマイルドにわかりやすく解釈してくれた作品となっている。
『源氏物語』という作品の入口的なものとしてはかなり良いのではないかと思うアニメです。
古典の知識を身に着けるという点では競技かるたをテーマとした『ちはやふる』などもおすすめしたいところ。
©Genji制作委員会
元素記号をつかって戦う、観ながら楽しく学べる『エレメントハンター』
『水平リーベ僕の船~』という語呂合わせを果して今の学生諸君が使っているのか定かではないが、この有機化学の元素記号を必死に覚えていた人にとってはおなじみの呪文だろう。
地球上から様々な『元素』が消失してしまった近未来の世界で、元素の消失と共に生命体も減退していく…地球存亡をかけ失われた元素を取り戻すため『エレメントハンター』が組織される。
というストーリーなのだが、作中では『エレメント』と呼ばれる消失した元素記号が具現化したような姿になったものが登場する。
エレメントハンターはその『エレメント』を元素分析したり、元素の特性を活かした武器にしたりとまさに観ながら楽しく有機化学について学ぶことができるアニメだ。
本放送のときはデータ放送と連動して元素についての解説があったりという徹底ぶりである…伊達にNHK教育テレビで放映していたアニメではない…。
EDも「スイヘイリーベ 〜魔法の呪文〜」というおなじみの呪文をそのまま曲にしてしまっているので是非とも受験生は無限リピートで再生してほしい。
© Elementhunters Production Committee