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『機動戦士Ζガンダム』「カミーユ・ビダン」精神が崩壊した主人公

今回は『 機動戦士Ζガンダム 』の主人公 カミーユ・ビダン の紹介です。
初期のガンダムシリーズにおいて、カミーユはアムロシャアに続いて有名な人物でしょう。

私怨で軍に加担

カミーユは自分の名前が女性っぽいことに劣等感をもっている少年です。
両親は共働きの仕事人間であるため、幼い頃から孤独な生活を過ごしていました。
この劣等感と家庭環境のせいで、繊細で感情の起伏の激しい性格に育ったのでした。

ある日、カミーユは名前をからかわれたことが原因で、地球連邦軍の将校ジェリドと喧嘩になります。
そのころ軍では軍閥争いが起きており、カミーユは喧嘩の恨みから、ジェリドと逆サイドの軍閥に加担しました。民間人とは思えない行動ですが、彼はジュニア・モビルスーツの大会で優勝した実績もあり、パイロット技術を有していたのです。
しかし、私怨によるこの行動は、彼に悲劇をもたらしました。
敵側の軍閥に両親を殺されてしまうのです。

精神崩壊

カミーユは「最高のニュータイプ」と評され、卓越した空間把握能力の持ち主です。
具体的にいうと、戦場で飛び交っているモビルスーツやミサイルなどの位置関係を、誰よりもすばやく正確に把握できるのです。
そのため、合戦に参加するたびに、彼の功績は増えていきます。

しかし、カミーユの活躍は長く続きませんでした。
軍閥争いが激化するにしたがい、両親のみならず、恋仲の女性や親しい仲間まで失い、その結果、カミーユは精神疾患を発症させてしまうのです。
物語の最終回、精神疾患で記憶や知能を失った彼は、幼なじみの少女ファ・ユイリィの呼びかけにも応じず、戦場で起きている爆発を美しい星々と思い込み、無邪気に喜んでみせるのでした。

続編で明かされた後日談

・・・何とも救われない結末です。
その後、カミーユはどうなったのでしょうか?

答は本作の続編『機動戦士ガンダムΖΖ』にあります。
幸い精神疾患からは回復し、彼は地球でファと幸せに過ごしたのでした。
めでたし、めでたし。

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