以前の記事(ちはやふる 実写映画(とアニメ3期)に備えて、百人一首覚えよっさ!)で、百人一首を覚えるためのCDとCD付き書籍を紹介しましたが、実際のところ、CD音声をPCに取り込んで、PCやスマホなどで聞いて覚えるのだから、いっそスマホアプリでいいのでは?…と思った皆様のために、百人一首を覚えるためのPC・スマホアプリをご紹介します。
競技かるた
そのまんまなネーミングのこのアプリ、読み札100枚と取り札50枚を使って、スマホと対戦する形で競技かるたの練習ができます。しかも、覚えた札が2枚だけなら、その2枚を使って四人一首なんてのも…それでも取れない場合、取り札に決まり字を表示する機能もあります。
といった感じで機能を盛り込んでいながら、評判はイマイチです。横一列で取りにくいとか、声が出ないとか、読まれた札がないとか…って、それ空札ですから。
そして、なぜアンドロイド版だけなのか?それは私がアンドロイドの開発者アカウントしか持ってないから…そうです。このアプリ、私が開発しました。自作自演乙なのです。
実戦もぉどは今後の改善にご期待いただくとして、暗記もぉどだけでも活用いただければと思います。ちなみに、以前の記事で紹介した「原色 小倉百人一首」は、このアプリに音声読み上げ機能を追加する際のテスト音源に使う目的で買いました。プログラミングは暇ができるか、スポンサーが付いて後に引けなくなったら着手しますので、気長にお待ちください。
ちはやふる百人一首
講談社が公開している作品公式の競技かるたアプリです。
どちらかというとゲーム主体で、覚えるための機能は省かれています。A級を目指して千早たちと対戦しながら、札を覚えていくとよいでしょう。
このアプリも、百首全部使う普通の競技(ただし、画面に表示される場札は5枚以下)と、10枚で戦う十人一首モードがあります。どちらのモードでも、下の句を読み終わるまで札を取ることができて、相手がC級までなら、下の句が読まれ始めてもしばらくは相手に取られませんので、未経験者でも試合を楽しめます。場札が10枚なら二十人一首だろとか、ツッコミ要素も備えています。
決まり字の変化も忠実に再現していて、昇格すれば囲い手とかモメるとかのワザも使えます。そしてなにより、末次由紀先生のイラストを堪能しながら、実戦形式で楽しく覚えられるアプリです。
百人一首読み上げ「わすらもち」
前の二つと違って、声が出ます。それもそのはず、CDプレーヤーの代わりに札を読み上げることがメインのアプリです。
しかも、自前の音声ファイルに置き換え可能…てことは、以前の記事で紹介したCDの音声で読んでもらうこともできちゃうのです。
実戦形式の練習はできませんが、機能を絞った分、そして(PC版も含め)この3つの中で最も歴史が長い分、一つ一つの機能が洗練されています。マジメに百人一首を覚えたいなら、このアプリで決まりでしょう。
まとめ
ただ覚えるだけなら、CDどころか暗記カードでも十分ですが、競技かるたの世界を疑似体験したいなら、音に反応して手が動くことが重要で、上の句が読まれているうちに札を取れたり、決まり字だけで取れたりといったことを実感するには、PC・スマホアプリが適しています。
今回は期せずして、iPhone/iPad版もリリースしているアプリを紹介できませんでしたが、App Storeで「百人一首」をキーワードに検索すれば、同様のアプリがいくつか見つかります。自分に合うアプリを使って、百人一首を覚えよっさ!