あにぶ初のライター共同企画「人生を変えたアニメ」シリーズが、満を持して始まりました。
不肖anIORIent asst.が、僭越ながらトップバッターを務めさせていただきます。他にも話題作が続々登場しますので、この記事がつまらないからって、次回以降を切り捨てないでください。お願いプリーズ。
では早速本題に…私の人生を変えたアニメは「魔法のプリンセス ミンキーモモ 」(1982年、通称空モモ)です。この作品と出逢わなかったら、今の私はなかったというか、現世にいたかどうかも疑わしいくらい、私にとって衝撃的だった作品です。
「魔法のプリンセス ミンキーモモ」(空モモ)について
第46話のハナシはヨソにオマカセするとして、萌え系美少女アニメの元祖ではないでしょうか?さらに、現在のアニメ作品でも定番の設定を先取りした画期的な作品です。
例えば、魔法で様々な職業の専門家に変身する設定は、その後「美少女戦士セーラームーン」に、物語の佳境で主人公が不運な目に遭う衝撃の展開は、その後「魔法少女まどか☆マギカ」など、様々な作品に受け継がれています。
作品そのものに限らず、物語の番外編をOVAでリリースしたり、声優さん名義でアニメと関係ない楽曲のレコードをリリースしたりと、アニメビジネスのパターンを拡張した点でも画期的な作品のひとつです。
私の人生はこれだけ変わった
それ以前の私は、マジンガーZ、キャンディ♥キャンディなどのアニメから、戦隊シリーズ、快傑ズバットなどの特撮番組に至るまで、単に子供向け娯楽の一種として見ていただけでした。
空モモに出逢ってから、月刊OUT(アニメ雑誌)を読んだり、当時の価格で1万円以上のOVA(βのビデオカセット!)を買ったり、新宿のアニメポリス・ペロやアニメックで関連商品を買ったり、モモ役の小山茉美さんのコンサートに出かけたりと、現在のアニオタなら普通の行動を始める転機となった作品です。あと、実家のどこかにまだミンキーステッキ(新体操型と、モモの夢編の2種類)が…
さらに、各話の絵柄が違うことに気がついて、制作スタッフ、特に作監さんを意識したのも空モモが初めてだったと思います。
その後「魔法の天使クリィミーマミ」が始まって、声優(太田貴子さん、小幡洋子さん)の追っかけに拍車がかかったのは言うまでもありません。
モモとの再会…そしてさらにハマる
一時期、私の趣味がバンド活動とクルマに移って、アニメから遠ざかっていたのですが、海モモ(1991年)の放送を機に、またアニメを観るようになりました。しかも、ブランクを埋めるべく「トップをねらえ!」や「ふしぎの海のナディア」のビデオを借りたり、LDを買ったりと、以前にも増してアニメにハマってしまいました。
これは運命だと、私は勝手に思い込んでいます。皆さんにも、アニメが子供だけの娯楽ではないと感じた瞬間や作品があるのではないでしょうか?
次回予告
スクランブル、スクランブル、帝国暦487年、戦争の天才率いる艦隊が出撃した。もう誰も止められない。ああ、銀河の最期がすぐそこに、次回…
「次に、どちらの作品を紹介すべきだと思う?」
「どちらにいくことも可能ですが、お考えは決まっておりましょう。」
「まあな。」
サンクス、フレンズ…じゃなくて、お二人さん、いまさら作戦会議を開いてどうするんですか!とにかく、次回のライターがありったけの異常な愛情を込めて贈る超大作、乞うご期待。