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アニメの常識をひっくり返す!?『ノイタミナ』ってなんだ

2005年から放送が始まったフジテレビ系列のアニメ放送枠の深夜番組をご存知だろうか?
『Animation』のスペルを逆文字にし、アニメーションの常識をひっくり返す!という意味が込められて『noitamina( ノイタミナ )』と名付けられたこのアニメ放送枠は、ちょうど今年で10周年目を迎えています!

『アニメ版の月9』を目指した作品ラインナップ

木曜日の深夜に現在、『PSYCHO-PASS2 サイコパス2』と『四月は君の嘘』という二番組を放送中の同枠は当初は一番組のみの構成をとっていました。
『アニメ版の月9枠を目指す』という格言のもと初期の作品は『ハチミツとクローバー』や『Paradise Kiss』『のだめカンタービレ』など女子漫画原作のアニメを多く作成し、ドラマを観るようなターゲット層に向けたアニメを放映しました。
実際、ノイタミナ作品のアニメが実写化した例は多いんです。

©羽海野チカ / 集英社・ハチクロ製作委員会

上質な作品が多い!!

ノイタミナ作品の特徴といえば、万人受けはしにくいが評価が高い作品、いわゆる『質アニメ』を多く産み出しているという点である。
ノイタミナ三作目の『怪―ayakashi―』では、和の雰囲気を強調したような独特な作画と演出で、ノイタミナの当時の最高視聴率を叩きだしました。

また、京都を舞台に語り部である大学生の主人公が薔薇色のキャンパスライフを夢見て平行世界を横断する物語『四畳半神話大系』では2010年度の文化庁メディア芸術祭をアニメーション部門でテレビアニメ史上で初となる大賞をはじめ様々な賞を授賞しました。
その他にも実写をおりまぜた独特な作画と、全編にちりばめられた伏線が回収されていく様が素晴らしい作品『空中ブランコ』や近未来を舞台に『金融街』と呼ばれる「お金を自らの命の担保」として命をかけたマネーゲームを繰り広げる『C』など、是非おすすめしたい作品がたくさんあるのです。

(C)怪~ayakashi~製作委員会

オリジナルアニメも良作揃い

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』はアニメを普段観ないような方にも大変知名度が高く、ノイタミナのなかでも最大のヒットを飛ばした作品だ。
この『あの花』をはじめ、ノイタミナ枠ではオリジナルアニメを多く放送しているのも特徴のひとつだ。

最初のノイタミナオリジナル作品である『東のエデン』は『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』などの「神山健治」氏を監督に迎え、キャラデザインを『ハチミツとクローバー』の原作者である『羽海野チカ」さんが担当するなどの豪華なスタッフでつくられ、後に映画化を果たすまでの作品となりました。
この『東のエデン』をきっかけに、『東京マグニチュード8.0』や『ギルティクラウン』『つり球』などこれまた質の高いオリジナルアニメが生まれていったのです。

©ANOHANA PROJECT

11月末に来年以降のノイタミナ作品のラインナップ発表会を控えているノイタミナというアニメ放送枠では、まだまだ面白い作品が生まれようとしている。ノイタミナからはまだ目が離せなさそうだ。

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