ザ・ライトノベル!!!

こんにちわ、こねこです。今回は、あるアニメを紹介します。それが「織田信奈の野望」

楽しみながら、歴史の勉強になる作品がみたいっ!
そんなときはありませんか?

私はそのアニメを見た時、

「おおっ! これがライトノベルというものか!」
と、感動しました。

織田信奈の野望 は戦国歴史絵巻???

このアニメは、いわゆる戦国歴史モノ……になります。
しかし、歴史ものにありがちな小難しさ、とっつきにくさが、まったくありません!
まず、黒いブラジャーをした金髪の女の子が目を引きます。(しかも偉そう)

これが、新時代エンタメのおもしろさ!!!

そのアニメとは、
『 織田信奈の野望 (おだのぶなのやぼう)』原作:春日みかげ 絵:みやま零
あれ? 誤字? 織田信長じゃ……と思ったそこのあなた。
あなたの視力と歴史観は正常です。
そうです。
信「奈」なのです。
織田信長、ではないのです。
男でなく、女であり、
武将ではなく姫武将なのですっ!

武器は、<オタ知識>と<スマホ(電池切れ中)>だけっ!!!

あらすじ。
主人公の相良良晴(さがら よしはる)は17歳の高校生。
物語は、普通の高校生である彼が戦国時代へとタイムスリップした所から始まる。

さて、タイムスリップした相良良晴は本物の木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)に助けられるも、
合戦により木下藤吉郎は流れ弾に打たれ、息絶えてしまう。

「そうか、夢だよ夢っ!」

と、現実逃避する良晴の前に現れたのは、黒い甲冑と赤い陣羽織に身を包んだ金髪の少女。
織田軍の総大将という彼女は自らを織田信長……ではなく、織田信奈と名乗ったのだった……。

「日本を乱れさせた古い制度は全部壊して、南蛮にも対抗できる新しい国に生まれ変わらせて見せる」

「……私が見ているのは、世界よっ!!!」

はたして、丸腰の高校生でしかない良晴はこの戦国の世を生き抜き、未来へ帰ることはできるのか。それとも、戦国の世と織田信奈の非情さを前にして歴史の闇へと消えてしまうのだろうか。

そのアレンジは大胆、かつ面白い!

『織田信奈の野望』では、史実にある、悲劇的な結末がアレンジされています。
死ぬはずだった人物が死ななかったり、
後味の良いハッピーエンドへと変化するものもあります。
このことには、賛否両論があると思いますが、
歴史絵巻に囚われず、
歴史の事象をどんどん親近感のあるエンターテインメントへと変化させていく……
すなわち、その一切はまさに斬新。

コミカルでテンポの良い語り口

また、主人公相良良治の語り口もコミカルでテンポが良く、魅力的です。
視聴者は、
「豊臣秀吉と成り替わった主人公サル」の視点からまるで自分が織田信奈の天下統一事業に参加しているかの様な臨場感を感じることができます。
また、なにより、
異世界タイムスリップモノにも関わらず!主人公のサルが異世界へ転移するシーン描写が一切カットされている!(物語の開始から、いきなり戦国)

この思い切った展開は、私も関心して見入ってしまいました。
正に、ライトノベルというジャンルの、お手本のような作品です!
ぜひ、一度見ていただけたらと思います。
というわけで、
織田信奈の野望、おススメですっ!

……でも、斉藤道三が姫武将たちを
「のぶなちゃん」とか「はんべえちゃん」とかちゃん付けで呼ぶのは
ちょっと違和感が。
いや、これもこの作品のいいところなのでしょう。
うん……おススメですっ!!!

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