最近はアニメの主要ジャンルの一つになった「日常系」。
そのジャンルの中ではそろそろ昔のアニメになりつつありますが、今でも十分な魅力を放っている作品があります。
それが『 あずまんが大王 』です!このアニメの魅力をご紹介します。
日常系アニメでは特別な事件は起こらない
日常系アニメだけに、このアニメにはこれといった特別な事件やあらすじはありません。
若干変わってる設定と言えば、登場人物の一人「ちよちゃん」が小学校から高校に飛び級してくるというものですかね?
充分ぶっ飛んだ設定かもしれませんが(笑)。
でもそれ以外に特に変わった設定やあらすじはありません。
女子高生たちのまったりした日常が流れていきます。主要登場人物は6人。それぞれに個性的ながら全体ではバランスのとれた6人です。
この作品を見て、そのまったりした空気にやられる人が続出しています。しかし、その魅力を改めて説明するのはちょっと難しい…。
なぜなら、登場人物にぶっ飛んだ設定があるわけでもないし、特にこれといったストーリーもありません。
ちよちゃんというキャラは小学校から飛び級してきたという特殊な設定ではあります。しかし、この子も飛び級後は普通にクラスになじみ、淡々とストーリーは続いていきます。
「あずまんが大王」は日常系アニメの原点
この作品は現在主流となった日常系アニメの原点のような存在で、その魅力は今なお衰えていません。
その魅力の正体は、恐らくキャラクターの個性や配置、絡みの配分の絶妙さでしょうか。これぞ日常系というような空気感を作れているからだと思います。
『あずまんが大王』以前にこのような「女子高生のただの日常」を描いたアニメ作品というのはありませんでした。
「現実にはいないよなぁ…」とわかっていつつも、「すぐ近所に住んでそうだなぁこの子達…」と思わせるような空気が、この作品によって初めて作られたということかもしれません。
そんな飾らない女子高生達の平和で楽しい日常生活を覗くことで、何となくこっちも楽しい気分になれる。
この作品が持つ魅力というのはそういう温かい空気感なのです。