R.O.D は『 R.O.D READ OR DIE YOMIKO READMAN “THE PAPER”』というライトノベルを原作にしたアニメです。
原作小説とは平行世界という内容で展開されていきます。
現在も一応小説は連載中で、最近新作がでると噂になりましたが延期されました…。
『READ OR DIE』は直訳すると『読むか死ぬか』という過激なタイトルですが内容も飛び抜けた、文系アクションものです。
ちなみにOVA版とTV版(R.O.D -THE TV-)の2種類があります。
時間軸としてはOVAの5年後の世界を描くのがTV版になります。
本稿ではOVA版の『R.O.D -READ OR DIE-』について語っていきます!
原作者は倉田英之さん。アニメの脚本家であり、よくアニメのシリーズ構成を手がけています。毎シーズンごとのアニメのエンディングテロップで名前を拝見するたびに、小説の続きはどうした!?と思います。
主人公はビブリオマニア(蔵書狂)
主人公である読子・リードマンは本の街である神田神保町に購入した本を置いておく為にビルを丸ごと一つ借り切ってしまい、本を読まないと気がどうにかなってしまう程の活字中毒者です。
ちなみに巨乳。
放っておくと一日中読書三昧な日々を送ってしまい、安月給の非常勤講師という立場にもかかわらず本屋に行けば本屋にある本をすべて購入してしまう彼女ですが、それは表の顔で実は彼女は大英図書館特殊工作部に所属しているエージェント「ザ・ペーパー」であり、紙使いという特殊能力者でもあるのです。
大英図書館の特殊工作部は世界中の稀覯本を回収することが主な任務なのです。
私はこのOVAを見たせいで大英図書館を見たくなり英国へ洋行し、財布を落として死ぬかと思いました。
紙使いとはどんな紙も変幻自在に操ることができ、至近距離で銃弾を撃たれても防ぐ程、紙を硬化させることや大量の紙を集め大きな紙飛行機で空を飛ぶような芸当ができます。
読子とチームを組むのは、あらゆるものをすり抜けることのできる透過能力を持つナンシー・幕張と重火器を扱うことに長けた傭兵のドレイク・アンダーソンの3人が、異能力を身につけた偉人達がアメリカの議会図書館から強奪していった稀覯本の奪回作戦を遂行していくことになります。
敵の敵は?味方の味方は?
この事件の黒幕は一休さんでおなじみの一休宗純。
彼が人生最大のとんちを成功させる為に、様々な策謀を練って読子達を追い立てていきます。
最終的には誰が敵なのか、誰が味方なのかがわからなくなってくるストーリーは流石というところです。
ちなみに・・・
R.O.Dはオーディオコメンタリーが収録された、日本初期のアニメ作品なのです。
また、アニメ偽物語で八九寺真宵が、主人公の阿良々木暦を阿良々木読子さんと言い間違えた際に暦は、正確に読子の素性を説明をした上に、背景には紙飛行機が飛んでいましたね。これが元ネタだったのですよ!