ツインテール、お嬢様言葉、妹属性――こう書き出してみると近頃のアニメだとまず間違いなく「ツンデレ」キャラを思い浮かべる。
しかしこのキャラ、好きな人にはデレデレで、ライバルキャラにのみツンデレ。しかも超有能な相棒属性と、いい意味でセオリーから外れたキャラだ。
お姉様大好きですの!!
この 白井黒子 というキャラは、堂々と百合キャラである。
百合キャラという表現が難しい人に優しくはっきり表現すると、女の子キャラを性的な意味で大好きと公言している女の子キャラである。
ゆるいガールズラブ(GL)表現やそれを匂わせる作品は多々あるものの、それメインでない作品でこういうキャラは非常に珍しい。
しかも想い人と同室。さらに性的な意味で迫るたびにお仕置き代わりの電撃を食らってもめげないタフさ。
ホントになかなかいないキャラ立てである。
だがそんな彼女、想い人に嫌われているなんてことは全くない。むしろかわいい妹分、もしくは頼りになる相棒として可愛がられ、また、絶大な信頼を得ている。
だからこそなおさら彼女は想い人、御坂 美琴(みさか みこと)を慕ってやまない。
そしてそんな黒子が、視聴者から見ても物凄く可愛い!
有能、強力、レベル4!
『とある』シリーズの科学サイド主要キャラである彼女は、学園都市の風紀を守る風紀委員(ジャッジメント)だ。
風紀委員と言っても、学校内の規律を正す委員会活動とは全く違う。能力者によって構成される警察的な組織だ。
そのため選出は厳しく、9枚の契約書、13種の適正試験、4ヶ月の研修を突破しなければならない。その中でも黒子の実力はかなり上位に位置する。
それもそのはず、黒子は人や物の座標位置を変更できるテレポート能力者で、しかも最強のレベル5に次ぐレベル4だ。
本人もその自負は強く、厄介ごとに率先して首を突っ込んでいく。それが友人たちや美琴に関することならなおさらだ。実際に時間外活動や管轄外活動をたびたびやらかすおかげて、すでに何枚もの始末書を書かされている。
しかしそのために仲間からの信頼は厚い。困ったときはなにに代えても力を貸そうという優しさは、彼女の回りにいつも人をつれてくる。
可愛く、子供っぽくありつつも冷静で有能な彼女。百合属性が苦手な人でも、ハマってしまうかも?