「TVアニメが見たいけど時間がない」「スキマの時間にサクッと楽しめるアニメが知りたい」
そんな人、意外と多いのではないだろうか。ということで、今回は30分ほどの時間で完結する 短編アニメ を3本紹介しよう。
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たがいの“命”をかけたドラマティックなゲーム 『デス・ビリヤード』
「謎の建物に連れてこられた男二人が、『これよりお二人にはゲームをして頂きます』と白髪の男に告げられる。しかしそのゲームはただのゲームではなく、なんと命をかけるものだった」
若手アニメーター育成プロジェクト「アニメミライ」の2013年度版で公開された短編アニメのひとつだ。
文字通り死を賭した戦いのなか、丁寧に描かれる人間ドラマが魅力的な作品で、制作のマッドハウスによる緻密な作画も見所。
アニメミライ2013の中でも好評だったためか、先日、続編のTVアニメーション『デス・パレード』の制作が発表された。
新作のTV版を見る前に、原作であるコチラをチェックしておくのもいいだろう。
トリガーらしさ満載の王道マジカルファンタジー『リトルウィッチアカデミア』
「幼い頃にみた魔女シャイニィシャリオに憧れて魔女を志す主人公アッコは、魔女育成名門校『ルーナノヴァ魔法学校』に入学するも、魔法をうまく扱えず笑われてばかり。そんなある日、学校で大変なことが起きて……」
こちらもアニメミライ2013にて制作された作品のひとつ。
あらすじを見てわかるとおり王道的なファンタジーアニメだが、制作のトリガーらしいハジケた作画によるアクションと、起承転結のハッキリしたストーリーで、視聴者を存分に楽しませてくれる。
詳しくは未定であるが、この作品も続編制作に向けての活動が行われており、クラウドファンディングサービス『Kickstarter』で6000万円に及ぶ資金を集めたことで、ちょっとした話題となった。
©吉成 曜/株式会社トリガー/文化庁 アニメミライ2013
未来SF奈良アドベンチャー!?『コイ☆セント』
「遷都2000年の祝祭に沸く、西暦2710年の奈良。修学旅行で奈良に訪れた高校生・シンイチは、ひょんなことから美少女トトや白いシカと行動を共にすることになり、とある秘密を巡るドタバタに巻き込まれていく」
2011年に「平城遷都1300年記念作品」として制作されたOVAで、監督は『東京喰種』が記憶に新しい森田修平氏。
舞台ははるか未来の古都・奈良で、SFチックでいて、どこか懐かしさも感じる独特な世界観が面白い。東大寺などの名所も舞台となっているが、物語の作りはどこか冒険物風でライト。気軽に奈良を楽しめる作品となっている。
全編3DCGによる作品でありながら、森田監督らしいケレン味の効いた映像になっているところも特徴だ。
(C)遷都2000年祭実行委員会
この記事のライティング担当:あにぶ編集部