キャラクターや映像に命を吹き込む仕事として、一般的にも認知されつつある声優という職業。
我々オタクにとってはまさしく神とも呼べる存在でありながら、我々と同じように「アニメやゲームが好き」という方も決して少なくありませんが、アニメやゲームなどのオタク文化に特に精通している声優さん――それが、今回ご紹介する 杉田智和 さん。
声の仕事のみならず、作詞家や脚本家としても活動する多才な杉田さんを堪能できるアニメを、今回は3本ご紹介します!
『涼宮ハルヒシリーズ』キョン
まずは、アニメが好きな人なら一度は見聞きしたことがあるであろう有名作『涼宮ハルヒシリーズ』。この作品で杉田さんは、メインヒロイン・ハルヒが起こす騒動に巻き込まれる主人公・キョンを演じています。
杉田さんの低音ボイスによる「ん?」「どうした?」といった何気ないセリフからは嫌みのない優しさが感じられ、それはもう悶絶モノ。アドリブも秀逸です。
ちなみに、2015年4月からスピンオフ作品である『長門有希ちゃんの消失』が放送中です。是非一度ご覧あれ。
『銀魂』坂田銀時
お次は、週刊少年ジャンプで連載中のギャグ漫画を原作としたアニメ『銀魂』。主人公の坂田銀時といえば、杉田さんの代表作としても有名なキャラです。
普段のダラ~っとした感じの声と、決めのシーンでのイケメンボイスとの二面性が楽しめますが、作品の特性上下ネタや過激な発言も多いので、初心者は一応注意してください。(笑)
先ほどの『ハルヒシリーズ』が初級編なら、コアなネタが多い分『銀魂』は中級編といったところでしょうか。
ちなみにこちらも、この春からTVアニメ新シリーズが放送中です。
■『銀魂』「坂田銀時」の世の女性を虜にするギャップとは?
(c)空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・サンライズ・アニプレックス
『妖狐×僕SS』青鬼院蜻蛉
最後にご紹介するのは、妖怪の血を引く“先祖返り”たちの日常を描いたアニメ『妖狐×僕SS』。この作品で杉田さんは、鬼の先祖返り・青鬼院蜻蛉(しょうきいん かげろう)を演じています。
一目で相手がSかMかを見分けるという特技を持ち、とにかくSM感を全面に押し出したキャラであるため難易度(何の?)はかなり高め。放送コードギリギリのセリフを聴きたい上級者向けです。(でも、変態度合いでいうとご本人に一番近いのはこのキャラかも)
放送禁止用語満載のキャラソン「SM判定フォーラム」や、杉田さんのオタク&変態っぷりが存分に発揮されているこの作品のイベントDVDも一見の価値アリですよ!
©Cocoa Fujiwara/SQUARE ENIX ©藤原ここあ/スクウェアエニックス・「妖狐×僕SS」製作委員会・MBS