アニメ映画『 サマーウォーズ 』。失われつつある「古き良き家族関係」をもう一度!

梅雨があければ夏がやってくるわけで、何か新しいことの予感に胸躍らせる季節です。しかしイベントは必ずしも起こるわけじゃない。今年の夏も変わりなさそう。何の冒険も起こる気がしない……。

そんな時にアニメ映画「 サマーウォーズ 」は、それ自体が冒険のような時間を提供してくれますし、また別の可能性だって示してくれます。

サマーウォーズ1

 

アニメ映画『 サマーウォーズ 』とは?

電脳世界で一大合戦?!  舞台は高度にSNSが発達した日本。生活の多くの領域がネット上で処理され、もはやバーチャルはリアルと同列で語られる空間となっています。そしてそんな世界において、ウィルスが暴走してしまったら……?  それはもはや人類の危機とすら言えるでしょう。

一方で青春活劇の要素もメインと言えます。物語の導入は主人公が憧れの先輩にバイトを頼まれ、それで彼女の実家に行くと実は恋人のフリをするのが仕事だったという、なんともベタなもの。

しかし長野の武家である先輩の実家は、昔ながらの大家族で主人公は温かく迎え入れられます。そこでウィルスにアカウントを乗っ取られた主人公が、一家の協力を得つつ危機に立ち向かっていくというのが作品の大筋です。

アニメ映画『 サマーウォーズ 』の魅力溢れる、どこか懐かしい世界。

瑞瑞しいストーリーと好奇心を引くサイバーパンク。それが「 サマーウォーズ 」の魅力です。憧れの先輩を前にして尽力するという、主人公の行動様式は実に浪漫だと言えますし、家族の大切さもよく表現されています。一方、作中で描かれる近未来像は冒険心をくすぐるもので、独特の映像美とともに非常にインパクトがあります。

時をかける少女」「おおかみこどもの雨と雪」を制作した細田守監督作でもあり、特有の引きこまれ続ける演出も変わりません。青春活劇としてここまで完成度の高い作品は、他にそうないと言えるでしょう。

不思議な事に、新旧の時代が対立しない世界観

一方で古いものと新しいものが手を取り合っていくという、そんな近未来の理想像も描かれていたりします。

SNSを通して家族がより強固になったり、身近な集団を超えた団結やムーブメントが起きる可能性はないのか?

電脳世界の発達が人間関係を希薄化したと言われることもありますが、私たちが人間としてネットに飛び込み、人間的な繋がりをそこに求めた時、電脳世界は新たな冒険の入り口になるのかもしれません。そんな疑似体験をするためにも、ぜひ見てみて下さい!

2016年夏。このコラムを読み返してみて、こんな事を考えていました。

すでに7年以上の月日がアニメ映画『 サマーウォーズ 』の公開から流れてしまいましたが、インターネットやSNSの普及で日本のみならず世界中で人々は更に孤立化し、暴力に感化されやすくなってしまいました。このアニメ映画『 サマーウォーズ 』で描かれている家族の関係が懐かしく、またとても暖かいものに感じたのであれば、それは私達から古き良き家族関係が「失われている」からではないでしょうか?

あの懐かしい、古びて錆びついた感覚をもう一度呼び起こす為に、アニメ映画『 サマーウォーズ 』を見てみるのも、今夏の時間の有効な使い方かもしれません。

 

©2009 SUMMERWARS FILM PERTNERS ©バップ

この記事のライティング担当:Rスキー

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YOUTUBEを、もう一回はじめたんスよ。

長い間放置していたあにぶのYotubeアカウントを、2020年7月中旬から再び更新をはじめました。まずはアニメニュースを「毎日」投稿する目標でがんばっています。

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