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『TIGER&BUNNY』大人の事情をさらけ出す老若男女向けヒーローアニメ

 

「 TIGER&BUNNY (以下、タイバニ)」という人々に希望を与えてくれるアニメがある。
世の中で夢と希望に満ち溢れ日々の仕事に取り組む人は、一体どれだけいるだろう。日本がサラリーマン社会になってから数十年。「人の為になりたい」「やりがいを感じる」等々。それらを綺麗事としか思えない人は増えているのではないか。タイバニはそんな人たちに希望を与えてくれるのである。

タイバニは世知辛い世の中を描いた大人向けヒーローアニメ

「夢を与える」
そうはいっても、タイバニは従来の子供向けアニメのように夢や希望に満ち溢れた無敵のヒーローアニメではない。主人公の鏑木・T・虎徹は田舎の家族に一人娘を預けて都会でヒーローをしている。まるで単身赴任のサラリーマンだ。ヒーローはスポンサーからの出資を得て、同業のヒーローたちとその活躍ぶりを競い合う。身に纏うヒーロースーツにスポンサーのロゴを入れ、広告塔の役割も兼ねている。

使うのは超能力でも、スポンサー付きのプロアスリートのようなもの

使う能力こそ生まれ持った超能力というファンタジーな設定ではある。しかし根底は現実と同じ。例えばF1レーサーがレーシングカーに色とりどりのスポンサーズロゴを張り付けてレースに出る。これと全く同じだ。そこにはSoftbankやBANDAIなど、我々の現実社会に実在する企業ロゴも貼りつけてある。そして現実社会の各地で握手会もしてしまう。まるで二次元と現実の境目がなくなったようで、だからヒーローたちがとても身近な存在に感じる。

 

ヒーローだって人間。しょうもないことに悩むのはみんな一緒

ヒーローたちが毎回直面する壁も、他人事とは思えないほどリアル。明らかなオジサン世代から現役女子高校生など未成年ヒーローまでいる年齢層の広さ。性格や生い立ちも皆個性的で、一人のヒーローを掘り下げるたびに、まるで自分のことのように見入ってしまう。その度に、ヒーロー仲間からの助言にはっとさせられる。悩んでいるのは一人ではない、みんなそれぞれ心に闇を持ちながらも支えあっている。それは友達というわけではなく、単に同業他社というだけで集まった仲間なのだ。仕事仲間もいいものだと気づかされる。

 

大人の事情こそがタイバニにおいて最大の醍醐味

スポンサーや資金など、いわゆる「大人の事情」。これを裏事情とせず、つつみ隠さず出す。これにより、社会の歯車となりかけている現代日本の働く大人たちを勇気づける。それがアニメ「タイバニ」だ。だからこそ「タイバニ」はテレビ放送を終えても企業とのコラボ企画や映画化など日々躍進を続けている。今後の「そう来たか!」という企業戦略に嬉々として乗るためにも、タイバニテレビ放送分のキャッチアップは、していて損はない。

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劇場版『TIGER&BUNNY』公式サイト

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