『青い花』『TARI TARI』など、多くのアニメの舞台になっている神奈川県藤沢市湘南・江の島は、アニメファンの間でも有名な聖地巡礼スポットですが、今回ご紹介する『つり球』も、例にもれず江の島が舞台の作品。
人付き合いが苦手な主人公・ユキと、自称宇宙人を名乗る不思議な少年・ハルが、釣り王子とインド人を巻き込んで、地球を救うために(?!)釣りをするSF(青春フィッシング)物語……というのが作品のあらすじなのですが、今回は『つり球』に関するちょっとした豆知識をご紹介します。
これを知っていると、よりアニメを楽しむことができますよ!
主題歌の豆知識
『つり球』のオープニング曲は、ロックバンド・フジファブリックが歌う『徒然モノクローム』。
登場人物たちが江の島踊りを踊るオープニング映像はとても印象的で、イントロを聴くと思わず一緒に踊りたくなってしまいます。
メインキャラクターの4人はそれぞれユキ、ハル、夏樹、アキラという名前なのですが、実は曲の中に4人の名前が隠れているので、ぜひ探しながら聴いてみてください!
中の人の豆知識
主演を務める声優の逢坂良太さんは、この『つり球』がアニメ初主演作。
極度のあがり症で人見知りだったユキのように、初めはとても緊張していたそうなのですが、物語の中で成長していったユキと共に逢坂さん自身も成長することができたと、後のインタビューで語っています。
そして、ユキの祖母・ケイトと、江島神社の宮司・宇佐美平八を演じているのは、声優の平野文さんと古川登志夫さん。
実はこの2人、アニメ『うる星やつら』でラムちゃんと諸星あたるを演じていた2人なのです。つまり宇宙人繋がりですね!(今回平野さんは宇宙人役ではありませんが)
ちなみにこのキャスティング、偶然ではなく意図的なものなんだとか。
観ていて楽しい豆知識
アニメに出てくる江の島の風景は、写真のようなリアルなものではなく、どちらかといえばイラスト寄りのタッチ。
しかし、それがむしろ作品の雰囲気にマッチしていて、「一枚一枚のカットが絵はがきになるようなものにしたい」というスタッフさんの愛も感じられます。
また、本編でユキやハルが着ている私服は、リアリティを出すために何枚かの洋服を着回しているのだそうです。
制作陣の細かいこだわりがたくさんつまった『つり球』を観て、この夏は江の島を聖地巡礼してみるのもいいかもしれませんね!