うさぎドロップ 子育てのイメージトレーニングがしたいときに

うさぎドロップ 。それは、多様化する育児においてイメージトレーニングをさせてくれるアニメかもしれません。

仕事のあり方が多様化する一方で、育児を巡る環境が優しくなったとは言い切れません。不規則な勤務時間は子どもとふれあうことを妨げます。さらに、共働きと育児の両立はなお困難です。自分の人生を犠牲にしたくない場合、子どもを諦めるのも1つの手なのでしょうか?その是非は1人1人考えるべきでしょう。しかし、「 うさぎドロップ 」は参考にできるストーリーを提供してくれると思います。

うさぎドロップ とは

親戚間をたらい回しにされそうになっていた祖父の隠し子りん。ダイキチは勢いあまって引き取ってしまいます。しかし30歳独身サラリーマンにとって、6歳の少女は全く未知の存在です。そんな2人の何事も試行錯誤な親子関係を、丁寧に描いた作品。それが「うさぎドロップ」です。

 

うさぎドロップ の魅力はリアル生活感

“地についたリアル”というのが1番の魅力かもしれません。シングルファーザーとなるダイキチ。しかし、やっかいな問題がいくつも出てきます。保育園の閉園時間までに迎えに行けるのか?  予防接種の管理はどうすればいいのか?  飲み会を断り続けて職場で浮くことはないのか?? またそれらに対処するためには時間と労力が必要で、ダイキチの“できること”には大きく制限がかかってきます。そんな現実を前にして、“子育ては自分の時間を犠牲にすることなのか”と自問するダイキチの姿もシビアなもので、「うさぎドロップ」は実に現実的な子育てを描いていると言えるでしょう。

 

何を自分の時間と考えるのか

厳しい描写もあると言える「 うさぎドロップ 」ですが、だからこそハートフルなストーリーに説得力が生まれてきます。ダイキチはかなりの苦労を重ね、人生の方向性すら再検討していくことになりますが、必ずそちらを望ましいと感じて決断を行っていきます。自分の時間を犠牲にするというけれど、子育てだって幸せな自分の時間だと言い切るダイキチの姿は、私たちの子育てイメージを少し変えてくれるかもしれません。実はアニメ版は原作漫画の約半分(第一部)に相当し、興味がわけば漫画で2倍楽しめるところもポイントです。ぜひ見てみて下さい!

 

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