普段はスッキリ起きられるのに、なんだか今日はスッゴク眠い。暑さに負けて買ったソフトクリーム、なんか見本よりちょっと少なくない!?テストの問題、答えはこれで合ってるはずなんだけど、違う気がする……。そんなことってありませんか?もしかしたらあなたの後ろには妖怪が憑いているのかも!はた迷惑な妖怪を全部トモダチにしちゃおう!子どもにも人気な『 妖怪ウォッチ 』!
かわいい!キモい!それから迷惑!?
妖怪ならばたくさん知ってるぞ!という人もたくさんいると思う。ぬらりひょんや化け猫、一反木綿など、誰でも一度は聞いたことのある妖怪はいるものだ。が!
この作品に出てくる妖怪たちは、いわば新世代!IT化が進み、せわしない日常を送る現代だからこそ生まれた新しい妖怪たちだ。つまり、これまでの妖怪知識がほとんど役に立たない!
しかもその容姿も可愛いのから気持ち悪いのまで揃い踏んでいるので、ビジュアル的にも退屈せずに見ることができちゃうのである。
もちろん、妖怪というだけあってはた迷惑なやつらだ。
冒頭で紹介した3つの弊害をもたらすのは「バク」、「コマさん」、「ミトMEN」の三体。他にも人を熱血にしてしまう「メラメライオン」、トイレにいきたくさせる「もれぞう」、お腹をすかせる「ひも爺」、トホホな事態に遭わせる「トホホギス」などなど、本当に多種多様。
場合によっては本当に本っ当に!迷惑なやつらである。
妖怪ウォッチはバトルは少し?トモダチになろう!
この妖怪ウォッチ、他の収集系作品とは少し違う特色を持っている。
普通バトルをして弱らせたところをそのまま倒す、もしくは有無を言わさずゲットするのがこの系統のアニメのお約束だった。
しかしこの作品ではバトル描写は本当に少ない。というか、したとしてもバトルに見えないような戦いばかりだ。
なぜなら、妖怪と仲良くなってトモダチになることが一番の目標だからだ。
時に寄り添って話を聞き、暗い妖怪は笑顔にし、悪いことをする妖怪にだけ少しバトルをして聞く耳をもってもらう。倒して仲間にするのではなく、トモダチを増やしていくというコンセプトは作中にとても優しい世界を作っている。
やたら人に怒られる日や、理由なく気分が落ち込む日があったら、あなたの後ろには妖怪が憑いているのかもしれない。けれどもしその姿が見えたなら、邪険にせず、トモダチになってみてはどうだろう。
怖いものが苦手な人でも妖怪と仲良くなってみたくなる。妖怪ウォッチを見ているとそんなフシギな気分になれるはず!