日常的に飛び交うヲタクたちの会話
「来月円盤(DVD)が出るから予約しなきゃ!」
「声優イベント当たったから遠征(遠方のイベントに参加すること)してくる~☆」
「一番くじにガチャ、こんなにまわしてきちゃった☆ 〇〇と●●、交換お願いします!」
なんてものですが、ヲタクたちの活動に常に付きまとうのは金・金・金である。萌えに対する欲求を満たすため、ヲタクたちの物欲は尽きず、そこにそそぐ金額も一般人からは想像し難い。
果たして、 オタクの金銭感覚 はどんなものだろうか。その実態を紹介する。
パターンA・全ての萌えを牛耳るタイプ
まずは片っ端からグッズを買い集める派。このケースはとにかく身の回りを好きなもので埋め尽くしたいようで、グッズにかける金を惜しまず、傍から見るとATM(企業側にとって都合よくお金を落としてくれる人)と呼ばれたりする。
彼ら彼女らは、グッズを買い集めることによって自身の欲求を満たすため、一般人が一般的にお金をかけるファッションや食事にはそれほどお金をかけない。というか、それほど興味がなかったりする。こうして収支のバランスを取っている。
満喫したヲタグッズを安価で譲ったり、お店に売ったりして次の軍資金を稼ぐ強者もいる。
パターンB・ちょこっとの萌えを骨の髄まで吸うタイプ
次は、買うものを限定する派。買うのはコミックスだけ、とか、イベントにはお金をかけるけどグッズはそれほど…とか、使うところを絞って出費を抑えるタイプである。
こっちのタイプは、置く場所がないから、とか、ほかに出費がかさむ分野がある(家族が居たりとか)など、制限があるヲタクに多い。
なんでそんなに貢いでしまうの?
最近の若い層には、アニメや音楽は無料であるべき、など語る者もいるが、アニメや音楽を作るにあたり多額の費用がかかるとわかっているヲタクたちは、「わずかですがこのお金で次も素晴らしい作品を作ってください」という願いを込めて、その制作費を一部負担する意味合いも兼ねて正規の金額を払っている。
ヲタク趣味にお金を掛けることは、次のヲタ欲求を満たす橋渡しとなるのだ。
もしも身内がATMだったら…
例えば身内がヲタク趣味にお金をかけていた場合。理解できないからお金を掛けるのをやめろとは、言わないほうがいい。もしそんなことを言ったら、彼ら彼女らは、あなたの好きなお菓子やファッションにお金を使うことが理解できないからそれに金を使うのは無駄だといいかねない。
もしも特別お金を使う分野があったら、お互い譲歩しつつ、使う金額をあらかじめ決めておく。また予算を超えるものがあった場合は事前に相談するよう約束しておくといい。
事後報告は絶対NGである。起こってしまったことに怒ったって、もやもやが残るだけなのだから。