終末のイゼッタ 第9話「 ゼルン回廊、燃ゆ 」【感想レビュー】

終末のイゼッタ 第9話「 ゼルン回廊、燃ゆ 」

アバンの時点で、このヤバそうな空気……と思ってはいました。こういう空気になると地に叩き落されるのがこういった作品のセオリーですよね!!

そして前回の考察も、ちょこっとだけ当たっておりました。エイルシュタットのことを思うと、当たってほしくなかったような気もします。

そんなザワザワする今回も、あらすじと感想に参ります!

終末のイゼッタ 第8話「 ゼルン回廊、燃ゆ 」

今や反ゲルマニア勢力の旗印となり、エイルシュタット軍のみならずレジスタンスたちをも奮起させているイゼッタ。

国境付近を飛び回り、対ゲールに魔女の力を見せつけ続けているイゼッタに、エイルシュタット側はもはや安穏とした時間を過ごしはじめていた。

そんな中、またしても西の国境付近でゲルマニア軍の動きを察知する。

対イゼッタ用兵器と見られるものも用意され、イゼッタはケネンベルクで出撃を待つ。しかし実際に攻撃を受けたのは、東の国境に位置するゼルン回廊だった。

一人の力に頼りすぎると破綻するという例

今回はアバンの「エイルシュタットの白き魔女だ!イゼッタ万歳!!」みたいになっているのを見た時点で、ちょっとイゼッタに頼りすぎなんじゃないの?という感想が浮かんで、どうにも嫌な予感はしていました。

多勢に無勢でゲールに喧嘩をふっかけても、その日時と場所さえあらかじめ知らせておけばあとはイゼッタが助けてくれるだろうというか……自分たちの仕事はゲールに喧嘩をふっかけて後を引き継ぐだけというか、時間稼ぎというか。

2話、3話で感じた、なにがなんでも自分たちの国は自分たちで守ってやろうという気持ちが失われているように感じました。

魔女の力で人の世に関与してはならないという教えも、きっとこの辺りに起因しているのではないでしょうか。肉体的、および精神的な堕落を招くとか。

飛びぬけた強者がいれば、自身の無力さを知っている人はそこに追いつこうと努力するのではなく、その傘下で縋ろうとします。相手を守ろうとするのは、相手の気持ちや考えを見知っているごく親しい人間だけでしょう。

相手が強いということしか知らない人間は、縋れなくなったら絶望するか、その弱さを責めるだけです。

そして今回、イゼッタが敗北したことによってその片鱗が描かれました。

自軍はまだ戦える状態にあるにも関わらず、イゼッタが敗北したという事実だけで戦意を喪失してしまいました。

イゼッタが力を揮いさえすれば勝利は間違いないという依存心がエイルシュタット国民全員にあったために、異例の速さでの首都陥落となったのではないでしょうか。

白き魔女はイゼッタからなにを得たのか

伝説の白き魔女、その遺体の一部から作られたクローン、ゾフィー。

けれど目覚めた彼女は意志も魔力も有さず、人の指示に従うだけの人形のような存在でした。

そんな彼女が唯一反応を示したのが、イゼッタがゲルマニア軍に囚われていた時に採取され、保管されていた血液です。

しかし反応し、保管血液を取り込んでも彼女がはっきりと意志を取り戻すには至りませんでした。

にも関わらず、前回イゼッタと対面し、わずかな血液を取り込んだ結果魔力と意志が復活。保管されていた血液にはないなんらかの成分がキーポイントになっているのは明白だと思います。

イゼッタの血液が凍っていなかったのを見る限り、保管庫は冷蔵庫と同じか、少し低いくらいの温度設定のようでした。

クローンさえも作れるゲルマニア帝国の科学技術。現代の医療技術と大差ないと考えるのなら、保管血液は白血球の大半が除去されているはずです。

もしかしたら魔女の白血球には、なにか特別な役割があるのかもしれません。

そしてゾフィー、よっぽどエイルシュタットに恨みを抱いたまま死んだ様子ですね。どんな仕打ちをしたんだよ当時の妃殿下。

また、前回奪われたあの赤い石。恐らくはレイラインの魔力を吸収してレイライン以外の場所でも活動できるようにする秘宝かなにかかと……。

もしかすると、かつてのエイルシュタットを守るためにゾフィーがあの石を持ち出したまま所在不明になっていたことから、彼女は「裏切りの魔女」と呼ばれているのかもしれません。

なんにしろ、いよいよラストスパートに差し掛かった「 終末のイゼッタ 」!今後、彼女たちの笑顔を見れる瞬間がくるのかどうか……目を離せそうにありません!

終末のイゼッタ 感想レビューのまとめ

© 終末のイゼッタ製作委員会

引用元: オリジナルTVアニメ「終末のイゼッタ」公式サイト


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ライティング:井之上 さん

終末のイゼッタ 第9話「 ゼルン回廊、燃ゆ 」

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ABOUTこの記事をかいた人

井之上

濃いめのオタク。実家がオタクだったせいで自然学習されてしまった年齢に見合わないオタ知識のせいで年齢詐称を疑われることもしばしば。家事育児と投稿小説製作の合間に少しだけライターとして書かせていただいています。