アニメ放送開始から早くも話題となっている『 七つの大罪 』。
ヒロイン・エリザベスのエロさもいいが、筆者イチオシの女子は何を隠そう今週から登場した『巨人族のディアンヌ』である。梶や宮野や鈴達目当てにアニメを見ている女子諸君、王道ファンタジーに憧れる男子諸君もぜひ注目してほしいディアンヌを徹底解析!
大きい女の子がモテないなんて誰が決めた? こんなにも可愛いのに!
巨人族であるために主人公・メリオダスたちとは一回りも二回りも大きいディアンヌ。
彼女にかかるとメリオダスたちも手のひらサイズで、抱擁するにも危うく握りつぶしてしまうほどの体格差。もちろん人間の建物には入ることもかなわず、時に建物と並んでいる姿は景色と同化してしまうほどの大きさ。人間からも男か女か以前に「巨人」と言われ恐れられる存在である。しかし中身は、種族は違えど人間と何ら変わりない女の子。
メリオダスが引き連れる王女・エリザベスに嫉妬するも、メリオダスに惚れた理由が「山賊に襲われた時にかばってくれ、女の子扱いしてくれた」という至極乙女な理由で、想いに答えてくれないメリオダスにもラブアピールし続ける乙女思想の持ち主である。
その素直さは巨人か人間かなんか関係なく、「ただの女の子」そのものである。
ヒステリック? いやいや、本心を見抜けば、愛情表現が豊かなだけ。
ディアンヌはメリオダスと行動を共にするエリザベスに、最初こそ嫉妬心をむき出しにするものの、その素直な性格からエリザベスの長所を見出し、認め合うようになる。
箱入り育ちのエリザベスと自由奔放なディアンヌは意外と気が合うようで、二人揃うとふわふわとツッコミ不在状態な女子会がなんとも可愛らしい。
なんだこれ、天使か。
最初の敵対心どこ行った。
キャッキャウフフしやがってもはや天使しかいない!
もちろん対エリザベス以外にも、地べたに寝そべってバンと腕相撲して遊んでいたり(しかも手加減してあげている)、かつての仲間・キングと再会したときも素直に笑顔で再会の喜びを伝えたり、決して意地悪な子ではないのだ。かつ、嬉しい時や恥ずかしいときはチャームポイントであるお下げ髪の毛先をいじったり、傍から見たら対して大差ないのに身長を小さくサバ読んでいたりなど、女の子らしい仕草や行動パターンも注目である。
女の子だって好きな人を守りたいんだよ!
箱入りなエリザベスと天真爛漫なディアンヌは二人ともふわふわとした女子だが、決定的な違いは戦闘能力。巨人族出身で元は国王直属の騎士の一人であったディアンヌはその馬鹿力と巨人族特有の自然を操る能力で、メリオダスたちも信頼を寄せる立派な戦闘力の一人である。
エリザベスは基本的に守られてなんぼのお姫様だが、ディアンヌは正直守ってあげなくても一人でなんとかできる、割りと放っておいてもいいタイプの女の子だ。それでいながら、情が深く時に敵味方関係なくなる慈悲深さには母性を感じることも。そんな魅力にまんまとハマったのがキングなわけだが、キングじゃなくても、ディアンヌを嫌いになれる人なんてそうそういないのではないだろうか。
友達になったら最後、どこまでも尽くしてくれるディアンヌ。こんな娘に愛されてみたいな、なんて思う筆者は、けっこうおっさん思考なのかもしれない。