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攻殻機動隊「 バトー&トグサ 」の使用銃器からキャラに迫る!

前回の記事では『 攻殻機動隊 』シリーズの主人公・草薙素子の使用する拳銃を取り上げた。今回の記事では、彼女と同じ『公安9課』のメンバー、バトーとトグサの二人が使う拳銃に迫っていこう

タフ&パワフル “バトー”

●使用拳銃
『GHOST IN THE SHELL(以下、GIS)』=〈ジェリコ 942FS〉
実在する拳銃の架空モデル。.50口径。

『Stand Alone Complex(以下、SAC)』=〈FN ブローニング・ハイパワー〉
実在銃。.45口径。

『ARISE』=〈ワルサー P99〉
実在銃。
高度な技能を持つ『公安9課』メンバーの中でも、バトーは特に肉体派なイメージがある。これは彼のガタイの良さを見れば一目瞭然だろう。
『SAC』では、筋肉が成長しないサイボーグの肉体であるにも関わらず筋トレしているシーンまである。

拳銃の方も、彼の肉体派なイメージを反映してか、大口径でパワフルな拳銃が多い。
特に『GIS』で使っている〈ジェリコ 942FS〉は.50口径(12.70mm)と飛び抜けて大口でハイパワーだ。
また、軍人出身なためか信頼性の高い銃を好むらしい。タフさ・パワフルさが彼の中でのキーワードなのだろう。

拳銃までも人間臭い? “トグサ”

●使用拳銃
全ての作品 = 〈マテバ M2000シリーズ〉(作品によってM2007、2008など細かい違いがある)
実在銃の架空派生モデル。リボルバー。
トグサはシリーズ通して、『9課』内でも特に人間臭い一面が強調されるキャラだ。他のメンバーに比べると肉体の義体化率も低く、感情を露にするシーンも多い。
使用拳銃の方も、現在主流のオートマチック(自動拳銃)ではなく、リボルバー(回転式拳銃)という旧式化した形態のものを使う。

さらに数あるリボルバーの中でも、〈マテバ M2000シリーズ〉は輪をかけて個性的な銃だ。バレルが通常のリボルバーよりも下に位置しているため、照準時のクセが強い。

通常ならあまり使われない不人気な銃だが、トグサはこれを強い愛着をもって使用している。

『愛着』というのは、実に非合理的な感情だ。義体化などの科学技術が高度に進んだ『攻殻』の世界……とりわけ、ハイテク組織である『公安9課』の中にあっては、そういう非合理性はより鮮明に際立ってくる。

〈マテバ M2000シリーズ〉という拳銃へ抱く愛着というのは、トグサの“人間臭さ”を象徴する部分でもあるのだろう。

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