アニメ『ルパン三世』で登場するニヒルでダンディな「次元大介」。いつも目を見せる事なく深く帽子をかぶり、口元にはタバコ。そして愛銃のリボルバーを携えて、いつもルパンの側で、彼を支え続けています。
今回のコラムはこの次元大介を中心に、彼の愛用している拳銃と、いつも支え続けているルパンとの関係について少し書いてみましたので、ご紹介させてください。
次元大介の愛銃「S&W M19コンバットマグナム」
次元大介が愛用する拳銃は、リボルバー式の拳銃である「S&W M19コンバットマグナム」を愛用しています。
口径は約9mm、銃身長は102mm(4インチモデル)、ライフリングは6条右回り、使用弾薬は357マグナム弾、装弾数は6発、作動方式はダブルアクション、全長は241mm、重量は1.021gです。
次元は「早打ち0.3秒のプロフェッショナル」と称される拳銃の名手です。
このリボルバーとは、裏社会を共に生き抜いてきただけあった、どんな状況でも、自分の拳銃を一から組み立てられるほどに使い込んでいます。
次元大介は拳銃を携帯するのにホルスターを使いません。ズボンとシャツの間(腰の後ろ側)に挟んで持ち歩くことが非常に多いんです。
次元大介とルパンの仲の良さ
次元は型破りなルパンを、あきれ顔を見せながらも完全支援しているのが次元です。世界中が敵になっても、毎回不二子に騙されていたとしても、
「まったくおめぇって奴は」
の一言で、地獄の底まで、ルパンを支え続けます。たとえば、
TV第2シリーズ 第72話「スケートボード殺人事件」では、ルパンと次元大介は「せっせっせ~のよいよいよい」と手遊びする2人、これだけで仲良しと感じるホッコリシーンです。同シリーズ第148話「ターゲットは555M」では、「狙いはここだ」とおでこに目印を付け、撃って見せろと言うルパンにためらいなく見事に撃ち抜く次元大介。二人の深い信頼関係が感じ取れるシーンです。
また、劇場版「カリオストロの城」でも、ルパンと次元大介が車の修理を賭けてのじゃんけん、プロレスでじゃれあってみたり、スパゲティをとりあったり、二人の日常の中での”仲の良さ”が描かれていて、これも大好きなシーンです。
次元とルパン。男女とは別次元の更に深い関係
次元大介は、自分の愛銃「S&W M19コンバットマグナム」で 、最高のパートナーであるルパンを、どんな状況下でも援護し続けます。この二人の関係性は、本当に理想とするところですね。もし、人生でこのようなパートナーを得ることができれば、それは人生において最大の宝物といったところでしょうか。
ルパンと次元の間では、意見の相違があっても、取っ組み合いの喧嘩をしても、最後には助け合うことができる。 そういった本当の意味でのパートナーシップです。
男女関係だと、ちょっと口喧嘩するだけで、本当に、それも簡単に終わってしまう場合が多いですからね(笑)また、男女関係では、愛欲や肉欲といった欲望が先頭に立つため、どうしても純粋なパートナーシップというものは構築が難しいのかもしれませんね。
そういった意味でも、この二人の関係性は、男女では決して築き上げることができない関係ではないでしょうか。
文章:あそしえいつII