シンプルに怖いアニメ
子供向け番組「ポンキッキーズ」にて放送されていた「学校のコワイうわさ 花子さんがきた‼」はホラーアニメ作品です。
タイトルにもある「花子さん」は有名な怪談にも出てくる「トイレの花子さん」をモチーフとしていますが、基本的には登場人物の味方をしてくれる女の子です。
物語は一話完結で、毎回いろいろなお化けや怪人が登場します。
筆者は幼い頃にこのアニメを観てしまい、今でもひとりでいるときにふと思い出し、怖くなってしまうこともあります…
今回は筆者が印象に残っているお話をご紹介します。
さっちゃんのうわさ
童謡で有名な「さっちゃん」ですが、さっちゃんのうわさを聞いてしまうと、うわさを聞いた人のもとへ夜中にさっちゃんが現れ、手足をちょん切っていく…という話を「まゆみちゃん」がクラスメイトに語ります。
でも、枕元にバナナの絵を置いておけば大丈夫、という対処法も伝えます。
しかしうわさを伝えた当の本人であるまゆみちゃんは、その日うっかり寝るときにバナナの絵を枕元に置くのを忘れてしまいます。
すると夜中に金縛りにあい、大きな鎌を持ったさっちゃんが現れます…
物語の終盤で、意外な人物も被害にあっていることが判明し、更に恐怖心を煽ってくる展開でした。
この物語を観たあとは、筆者もバナナの絵を枕元に置いていた覚えがあります。
怪人トンカラトン
「トンカラトン」とは、体を包帯でぐるぐる巻きにした怪人です。刀を所持しています。
現れる際は「トン、トン、トンカラトン…」と歌いながら自転車に乗っています。
人に出会うと、「トンカラトン、と言え」と言ってきます。その通りにすれば何もせず去っていきます。
しかし、トンカラトンに指示をされていないときに「トンカラトン」と言ってしまうと、刀で斬られてしまいます。
斬られてしまった人は体に勝手に包帯が巻かれ、トンカラトンへと変貌してしまいます。
そうやって仲間を増やしているのでしょうね…
四次元を写すカメラマン
とあるカメラマンは幽霊を撮ることを専門としています。
カメラマンの父親が亡くなる前に「処分するように」と言われたカメラで何気なく写真を撮った際に心霊写真が撮れたことがきっかけで、幽霊の写真を撮るようになります。
一躍有名になったカメラマンでしたが、「花子さんの写真を撮ってほしい」と頼まれます。
しかしなかなか思うように花子さんの写真が撮れずにいたカメラマンは、「どうせ誰も花子さんの姿を見たことがないだろう」ということで全く違う少女の写真を発表しました。
すると、その少女の霊がカメラマンの前に現れ、「許してあげない」とハサミを持ち襲い掛かろうとします…
この回では花子さんの活躍をちょっと見ることが出来ますよ!
OP詐欺…?
物語の内容はトラウマになるようなホラーですが、OP「花子さんがきた‼」はとても明るい曲調です。
「ホワホワホワホワ 花子さ~ん♪」というフレーズは頭に残りやすいですね。
歌詞には「勇気をくれるよ、助けてくれるよ」とあり、頼もしいイメージがありますが…しかし、物語によっては助けに来ないパターンもいくつか存在します。
「怖いことがあっても花子さんのように誰かが絶対守ってくれる」という思い込みを子供に抱かせないためなのか…?童話の教訓のように、何かあったときは自分の力で対処しよう!というメッセージが込められているのかな?と筆者は思いました。
大人になった今でも、改めて観るとやっぱりちょっと怖いです…!ホラーが苦手な方は、友人や家族と一緒に観ることをお勧めします!
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