以前、如月さんが記事を書いていた「絶対無敵ライジンオー」。今の二十代後半から三十代前半の人はリアルタイムで見ていたことがあるかもしれない。
そしてそうなると、翌年、同じ時間帯で放送されたこの作品も見ていたかもしれない。
「 元気爆発ガンバルガー 」!
通称「エルドランシリーズ」と呼ばれるこの作品達、ライジンオーでは18人という大人数での操縦だったが、この作品ではたった3人で地球を守る!
秘密のヒーローに、だ~い変身っ!
このガンバルガーという作品、他のエルドランシリーズの子供たちより少しばかりリスクが大きい。それは「正体がバレたら犬になってしまう!」というもの。
敵である「大魔界」の魔導師、ヤミノリウス三世によって呪いをかけられてしまったためにそんな面倒くさいハメに陥ってしまったのである。
主人公である虎太郎の父、霧隠藤兵衛もこれによって一年間犬として霧隠家に飼われるという、常人の感覚としてみればかなり屈辱的な立場に甘んじている。
とは言ってもこの作品のコンセプトは実は「忍者」!
なので隠密な動作を必要とする忍者だからこそ、秘密のヒーローという立ち位置がピッタリなのかもしれない。
忍術? え、忍術!?
忍術と言ったところで、NARUTO的なカッコいい忍術や忍たま乱太郎のような実際の忍術が出てくるわけではない。
基本的にかなり無茶苦茶だ。
代表的なのは「忍法木っ端みじん」。なんとなく想像がついた?その通り、爆弾を投げて回りを吹き飛ばすだけである。もう焙烙火矢とかじゃない。ただの手榴弾である。
ただし他のエルドランシリーズ二作に比べて敵もかなりおバカ系なので、それで全然大丈夫。むしろ釣り合いがとれている。
同じサンライズ系のロボットアニメシリーズ「勇者シリーズ」を知っているならば、「黄金勇者ゴルドラン」にノリがかなり近いと思ってもらえれば間違いない。
神経互換系ロボではないのに、股間を打ち付けてのたうつ程度のギャグを含んでいる。
笑って見られるロボアニメ
昨今のロボアニメは、とにかく人が死ぬ。
搭乗者に選ばれただけで死んだり、不老不死になるが記憶を食われて力を使い果たすと死んだり、周りの人間が虐殺したりされたり、まぁぶっちゃけロボアニメの大半が戦争ものなので本当によく人が死ぬ。
なので「重いの嫌だなー、でも熱血って感じでもないなー。気楽に見られるロボアニメがいいなー」というとき!
まさにちょっと笑えて、少し元気をもらえるロボアニメだ。
おバカな小学生男子ノリが懐かしくなったら、ちょっとこちらを見てみては?