大切な物をなくしてしまった。張り切って行ったが失敗してしまった。思わぬところで怒られしまった。そんな心にぽっかりと穴が開いた時に見る事をおすすめするアニメが「 蟲師 」です。
蟲師とは
蟲師とは職業の一つ。
もちろん作中に登場する架空の職業です。
普通に生活しているだけでは見ることのできない「蟲」、そんな蟲によって引き起こされる
様々な現象や謎を主人公の「ギンコ」が解き明かしていく。そんなお話です。
蟲師ギンコとの物語
主人公は「蟲」専門に扱う蟲師のギンコ。
また人と蟲との世をつなぐのも蟲師の役目の一つでもあります。
蟲だって人を脅かすために存在しているためではなく、ただそこに居る、人と同じく生活だってしているのです。
でも人にだってそれなりの理由があり行動をする。
そこにある人と蟲と蟲師との静かで綺麗で、心温まる、人間模様。
その世界観と風景
「 蟲師 」の描かれる時代背景のイメージは「鎖国を続けた日本」、もしくは「江戸期と明治期の間にある架空の時代」。
もちろん現代のようなテレビや冷蔵庫も無く、土間や障子が当たり前の家屋。
だからこそ見えてくる自然の繊細さ。
しんしんと降る雪、草原を抜ける風、そして朝露の一滴まで、全てが美しく心で感じることができます。
「四季」がこの作品の世界観を作り上げてると言っても過言ではありません。普段、忘れていたものを思い出せてくれます。
このアニメは一話完結型なので長編を見ることが苦手な方でも、とりあえず見てみようと言った感じで見ることができます。
この作品では、人の優しさ、醜さ、弱さ、などたくさんの面をを感じることができ、また内容も深く濃く、きっと見終える頃には何か改めて気付けることがあると思います。
仕事や学校の忙しさに飲まれ無くしてしまった「何か」を思い出すにはうってつけのアニメ作品が「 蟲師 」なのです。
蟲師 ~ 蟲を通して触れ合う人々/あにぶ関連コラム