アニメ「 22/7 」第9話『お星さまのララバイ』【感想コラム】

アニメ「 22/7 」第9話『お星さまのララバイ』【感想コラム】

35アニメ「22/7」第9話『お星さまのララバイ』 あらすじ  

ワンマンライブも成功し、結成一周年を前に順風満帆の2/7。そのご褒美として、“壁”からメンバーへ一泊二日の温泉旅行がプレゼントされる。老舗旅館での豪華料理や露天風呂、久々のバカンスを満喫するメンバーたち。

そんな落ち着いた時間の中で絢香は、二人の姉と過ごした日々、そして、人付き合いを面倒だと思っていた“昔の自分”を思い出し……。

絢香のアイドルを目指した理由

アニメ「 22/7 」第9話『お星さまのララバイ』【感想コラム】
画像引用元:(C) ANIME 22/7

姉妹で何気ない会話をする絢香。 姉がネットニュースに載る妹のアイドル活動を自慢させてほしいというも 絢香は「漫画のネタになるかなと思ってやってるだけだから本気になるつもりないから」とあくまで絢香自身はアイドルを本気でやっていないと発言しています。これは姉に対する単なる方便なのでしょうか…それとも…。

姉によると絢香は、漫画家を目指して家を飛び出したようで、そこからアイドルになった絢香の経緯、そして過去とはどんなものなのか。

絢香にとっての居場所

結成1周年を目前に俄然、勢いの増していく22/7。日本レコード芸術賞なるものまで受賞しまさに飛ぶ鳥を落とす勢い…。 さすがにやり過ぎやろ…と思いますが、これまでの仕事は全て“壁”からの指令であり、すでに決まっていた仕事をこなしてきました。 ここまでの活躍や飛躍も壁は予想済…ということなのでしょうか。

電車での移動すら一苦労になるメンバーたち。 みうと絢香がこれまでの活動を振り返り、アイドル活動になれたかと問う絢香。 「『22/7』は好きだけど、アイドル活動にはまだ慣れないから、ここが私の居場所なのかな…って」と未だに自分の居場所について模索しているみう。

それでも絢香は「居場所なんて、歩き疲れた人がたまたま腰を下ろした野原だよ」と、居場所を決めることが重要ではなく、居場所を決めるまでの過程が大事だと述べます。

絢香の過去

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画像引用元:(C) ANIME 22/7

そんな絢香の過去。 近所でも有名だという「立川三姉妹」の末っ子である絢香は、気の強い姉2人にいつも泣かされて過ごしていた。 嫌いなものは姉、好きなものは母が歌ってくれる子守歌、そして少女漫画 はじめのうちはイジの悪い姉妹に泣かされていた妹の絢香だったがとあることをきっかけに姉たちの本当の優しさに触れ、以降絢香は姉との喧嘩では泣かなくなります。

ここで3枚の落ち葉が折り重なって支え合うような描写が出ます。

高校生になった絢香は、その頃には今のようなちょっとアンニュイで自分の周りのことに対して興味が持てないような性格になっていました。それ故か学校ではいじめの対象にあってしまいます。 それでも中学時代から描き始めた漫画が編集者の目にとまりなんとプロの漫画家としてデビュー

同時期にG.I.Pからのアイドルデビューの手紙を受け取ったのでした。 つまり現状、絢香はプロの漫画家とアイドルの二足の草鞋を履いているということになります。

これまでのメンバーたちの過去に比べると比較的に重い設定がなく、むしろプロの漫画家として順調な道を歩んでいるような気さえします。

8人揃ってナナニジ

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画像引用元:(C) ANIME 22/7

そんな中で、結成1周年の記念ライブが決定しレッスンやプロモーションでさらに忙しくなる22/7に壁からまさかの旅行の指令が下される。 壁からの指令で箱根の温泉旅館を訪れたメンバーたち。

これまで忙しく働いてきた8人にとって久しぶりの羽根を伸ばす機会を与えられた。 一緒に食事をとり、一緒に温泉に入ったり。最初の頃と比べると距離感が縮まったように見える8人。 みうも3000人ライブ以降から絆がさらに深まったと感じていました。 …がしかし、トランプで喧嘩がぼっ発…。

都とまさかのあかねが言い争いをはじめてしまうのでした。 そんな喧嘩を止めたのが絢香でした。 母からいつも聞かされた大好きな子守歌を歌って「誰一人欠けてもダメ。私たち8人揃って22/7だろ」と一喝。

ここで3姉妹を表現してきた落ち葉が8枚輪になる表現されます。絢香にとって大事な家族と同じように、メンバーも大事なんだという表現でしょうか。

ミステリアスな絢香の本音は?

今回は絢香のお当番回。タイトルの「ララバイ」は子守歌という意味なのですが、まさしく絢香の親子愛を表すタイトルというわけでした。

絢香はちょっとどこか冷めたような目でメンバーと距離を置いていたり、アイドルに対して「本気じゃない」と語ったり、みうに対して笑顔を見せたり、どこか寂し気に月を見上げたり、博識な知識を披露したり、と思ったら「誰一人欠けてもダメ。私たち8人揃って22/7だろ」と熱いことをいったり…彼女いわく自分は「ただのかわいい女の子」

まだまだ、どこかメンバーに対して仮面をしているというか、本心を見せていません。 みうにも「絢香が一番わからない」と言われているように、ミステリアスな彼女の本音というのはどこにあるのでしょうか。これまで過去回を通じてメンバーたちのアイドルを目指す理由というのは断片的にですが伝わってきていましたが、絢香だけはあまり見えてこなかったんですよね…。

でもこれは実はメンバー全てにいえることで、メンバー同士はお互いのことを知っているようで知らないんですよね。 なんでみうがピアノを弾けるのか、なんであかねがお風呂で眼鏡を外さないのか、なんでジュンそんなに明るい性格になったのか……。それを知っているのは、第三者視点である視聴者だけ。8人の距離は近づいているようで実はお互いの距離は縮まっていないのかも知れません。

そんな絢香を象徴するようなエロいキャラクターソング「moonlight」。 ちょっぴり大人な絢香とジャズという組み合わせもいわずもがな、「本当の私はなんでしょう」とわざと小悪魔な感じに聞かせてくれるめっちゃくちゃぴったりな楽曲! そして今回は(たぶん見返せばこれまでの放送でもあるんだと思いますが)計算中だったり、中の人ネタがちょいちょい垣間見えたような描写が多かったですねー。

麗華の寝言はわかりやすかったですが、都とあかねが言い争いをしていたり、ニコルのおバカ設定だったり、絢香の中の人がめちゃくちゃ絵が上手かったり…とファンにはちょっとにやりするような小ネタも多かったですね。 実は皆が旅館で寝ているシーンではどんな夢を見ているかとか、ニコルはアイドルソングを聞きながら寝ているとか細かい設定もあるようで、そういったところにもこだわりが感じられます。 まさかの解散という指令が出されたラスト。

来週のタイトルが、1話~3話のオマージュなタイトルがすでにエモいのですがこの先のナナニジはどうなるのでしょうか。

22/7 アニメ情報