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『ハイキュー!!』環境に恵まれなくたって這い上がれる!


今春からアニメ放送を開始している「 ハイキュー!! 」。排球、つまりバレーボールを題材としたアニメだ。某超次元テニス某超次元バスケ漫画が蔓延るジャンプコミックスの中、久しぶりに「こいつら、ちゃんとバレーしてる…!」と読者を震撼させているこのハイキュー。アニメがまだ進む前に、見どころを予習しておくのも一つの手である。

ハイキュー!!

舞台は宮城!

多くの漫画やアニメの舞台は東京が多く、まるで東京だけが日本みたいな扱いをされることが多い中、最近は地方が主な舞台となる作品が増えている。実はこれ、「聖地巡り(作中で登場人物たちが訪れた場所を実際にファンが訪れ観光すること)」として地方の活性化に貢献している。また、宮城県の田舎という、小豆色の学校ジャージや商店街などから漂うちょっと土臭い感じが「うお、おれの高校時代も、このくらいダサかった!」と、都会以外で青春を送った(または送っている)人々には覚えのある感情を感じ取れるはず。

(※9/28まで、「舞台は仙台!」と記載しておりましたが、烏野高校を地元とする地が仙台以外の地である描写があったため、訂正いたしました。大変失礼いたしました。)

 

好敵手との出会い、凸と凹の合致

春の高校バレーの試合中継をテレビで見た主人公・日向翔陽は、そこに映し出された地元高校バレー部の「小さな巨人」に憧れを抱きバレーを始める。しかし中学校では部員一人、3年間練習もままならず、奇跡的に出られた中3の試合で強豪校北川第一中学の影山飛雄に惨敗。日向とは対照的に、天才的なプレイヤーでありながらもチームメイトとのコミュニケーションに問題を抱えていた影山は日向が試合中に見せた能力を活かし切れなかったことを罵倒する。日向はバレーボールプレイヤーとしては小柄だが、唯一、飛びぬけた瞬発力とジャンプ力を備えており、その能力を横暴なまでにチームメイトに求めていた影山と、高校入学により意図せずチームメイトになってしまうから運命である。欲していた能力を得た影山と、初めてのチームメイトに喜びを隠せない日向。二人は、立場こそ違えど、中学の部活で感じていた孤独から初めて解放されたのだ。

 

貪欲に夢を追いかける姿、真似できる?

プレイヤーとして身長にも環境にも恵まれなかった日向が「小さな巨人」に憧れバレーを続けることができたのは、自分は飛べるというたった一つの根拠だけだった。環境に恵まれない、才能に恵まれない、そんな理由で夢が叶わなかった人は果たしてどれくらいいるだろう。作中では、途中で敗退してしまう他校の3年生部員の「夢半ば」さも繊細に描かれている。もし、読者や視聴者たちにも夢半ばで終ったことがあったら、叶わなかった夢はこの他校の3年生たちに託して、自分では見られなかった世界、そしてこれからまた頑張ったら見られるかもしれない世界を、日向たちと一緒に見てみてはいかがだろうか。

ライター:あにぶ編集部|あにぶ編集部 さん

©古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS

公式サイト・引用元: ハイキュー!!

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