『風まかせ月影蘭』剣戟と人情が心に染みる!細部まで時代劇のこだわり満載。

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「この紋所が目に入らぬか」「余の顔を見忘れたか」「一つ、人の世の生き血をすすり・・・」など、
かつては”剣戟シーンのある時代劇”、いわゆるクライマックスに派手な殺陣をする時代劇作品が民放各局で放映されていました。
「風まかせ月影蘭」は、そんな往年の剣戟時代劇を思い起こさせてくれる作品です。

凸凹コンビのロードムービー

時は天下泰平の江戸時代。
諸国を気ままに旅をする女素浪人、月影蘭は普段は無類のお酒好き、昼寝好きのただのぐうたらお姐さん。
しかしひとたび刀を抜けば、腕に覚えのあるものでも一刀のもと斬り捨ててしまう、驚くほどの強さの剣客です。

もうひとりの主人公、中国拳法家”猫鉄拳”のミャオは草木豊かな大陸生まれ、何かを求めて(!?)旅の途中。
天真爛漫でお調子者な、愛すべきお馬鹿拳法家です。

生まれも育ちも普段の素振りもまるで違う、そんな月影蘭、ミャオのふたりの姐さんが行く珍道中を描いた全13話の作品です。

時代劇あるあるの魅力満載!

この作品は映像媒体こそアニメですが、”連続テレビ時代劇”と銘打っているとおり、時代劇のお約束をそこかしこに踏襲。
訪れた先でふたりが事件を目の当たりにして、その黒幕を成敗してまた旅に出る、というのが毎回の展開です。
成敗するのは悪徳商人やその用心棒、悪代官とかヤクザとか、その地の小悪党たち。

毎回の配役も時代劇のそれと同じ。
出演声優さんの顔ぶれはいつも大体一緒です。そこに今回の悪役はこの人、といった役のローテーションで持ち回ります。
これは連続ものの時代劇でよく用いられた配役パターン。

主題歌もこれまた時代劇を意識したザ・演歌。
でもよくよく歌を聴いていると、この作品の事を歌っていて、形は違えどもシッカリと”アニメソング”しています。

そんなありとあらゆるところが実写の時代劇と違わない作品なのですが、アニメーションでなければできなかったであろう要素もあり、
特に殺陣・アクションは実写の映像よりもカッコイイ、と思えるところが多々観られます。
多彩なアングルやエフェクト、ところどころで挟み込まれるデフォルメな表情やギャグもアニメーションならでは。
剣戟時代劇のおもしろい要素を凝縮して、アニメーションとして再構築した形になっています。

風まかせな旅は続く

この作品には伏線のようなものはなく、倒すべき巨悪の存在もありません。
重厚で感動的な物語もそれはそれでいいものですが、
まるで対照的なふたりの凸凹ぶりに笑い、合間の人情にホロリとする、肩の力を抜いてお楽しみいただける作品です。
時代劇お好きな方もそうでない方も、東西東西、どちら様もご照覧あれ。

タイトル及び画像の著作権はすべて著作者に帰属します。


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ライティング:mako さん

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mako

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