忍者アニメとして見た バジリスク の魅力とは?

シリアスな忍者アニメを見たい人には、やはり バジリスク が一番おすすめしたいです。甲賀と伊賀が戦うだけというシンプルな設定ですが、話がとてもわかりやすくまとまっていて、登場する主要キャラはとても忍者らしくて面白いアニメになっています。

戦い方も実に忍者らしく定番の手裏剣や刀を使うだけでなく様々な忍術を甲賀の10人衆も伊賀の10人衆も使います。普段はアニメを見ない忍者マニアの方でもバジリスクのアニメなら楽しんで見る事ができます。

今回はそんなパジリスクの魅力をお伝えしたいと思います。

バジリスク とは

山田風太郎の小説『甲賀忍法帖』を原作として『ヤングマガジンアッパーズ』(講談社)で連載していた漫画を2005年にGONZOによりアニメ化された作品になります。

漫画の方は5巻で終わっているので、2クール放送で24話完結のアニメになります。原作は漫画としては短い方ですので、アニメも2部などはなく、最初の24話ですべてのストーリが完全に終わります。そこまで有名なアニメとは言えませんが、忍者アニメとしてはかなり隠れた魅力や人気があり、個性的なキャラクターが数多く登場していてアニメ化だけでなくパチンコ化やスロット化もされました。

特にスロットは人気があり、スロッターにはバジリスクシリーズのスロットが好きな人も多いです。

バジリスク の話の流れ

ストーリーはいたってシンプルです。甲賀10人衆と伊賀の10人衆が全滅するまで戦うというもので、忍者アニメとしては王道と言えるでしょう。

甲賀も伊賀も10人衆にはそれぞれ体に特別な能力を持つ者や独自の技を持つ者がいて、戦闘シーンではその得意の忍術を披露する戦いになります。ギャグなどはほとんどありませんので、終始シリアスな展開で話が進みます。こういうアニメは今まで、ありそうでなかったので忍者マニアの方には待望のアニメと言えるかもしれません。

戦って亡くなった人間にはオープニング前の忍法帖で名前の部分が薄くですが塗りつぶされるようになっているので、アニメが始まる前に甲賀の残りの人数と伊賀の残りの人数がわかるようになっています。

忍法帖のおかげで、話が始まる前に誰がやられて誰が生き残っているのかはっきりと明確に表示されるようになっているので、とてもわかりやすいです。

忍法帖は漫画でも言える事ですが、バジリスク独特の演出と言ってもいいでしょう。当然の事ながら話がすすむに連れて、お互いの人数はどんどん減っていきます。亡くなった人間が生き返るような事もないので、主要だった登場人物は後半になるにつれてどんどん減っていきます。

戦いではお互いの10人衆がそれぞれの特殊な忍術を見せるので全員にしっかりと見せ場があります。

バジリスク の魅力と面白さ

バジリスク
画像引用元:(C)山田風太郎・せがわまさき・講談社/GONZO

忍者アニメとしては王道ながらも作品の完成度は高いです。主要キャラがどんな忍術を使うかは最初はわからないようになっているので、やはり戦闘シーンではお互いの忍術を見るのが楽しみになります。

アニメで見せる忍術は本当に多彩で、蓑念鬼の全身の毛を伸ばして攻撃する忍術が自分としては一番面白かったですね。忍者マニアの方は甲賀と伊賀のどちらかを無意識に応援してしまうかもしれません。自分はどちらかというと甲賀の方を応援しながら見ていましたが、自分の好きなキャラがやられた時は、やはりショックが大きかったです。

やられたキャラは基本的に回想シーンなどを除いて、再登場はしませんので、そこで出番が終わってしまいます。

しかし、逆に好きなキャラが後半まで生き残れるように祈りながら見る楽しみもありますね。嫌いなキャラがやられる時は爽快感もあります。好きなキャラがやられても、やはり最終的にどうなるのかは凄い気になりますし、クライマックスが近いとお互いともほとんど人数がいないのが特に盛り上がりますね。本当に全滅するまで戦い抜くと言う忍者らしい設定も自分としてはいいと思います。

忍者アニメと言うのは、やはりハットリ君が世間的には一番有名かもしれませんが、バジリスクのようなシリアスで王道の忍者アニメは、今まで自分は一度も見た事がありませんでした。

最初に見た時は、こういうアニメが見れた事にとても興奮して夢中になる事ができましたね。このアニメの良さは主要の登場人物が全員が忍者らしくて、戦い方も実に忍者らしい所にあります。

敵と味方もはっきりしていて、話の展開もわかりやすく忍者アニメとしてとても見やすかったです。自分から見て王道の面白さを持つ忍者アニメとして高い評価しています。

タイトル バジリスク 〜甲賀忍法帖〜
監督 せがわまさき/木崎文智
放送期間 2005年4月から同年9月 / 上映時間 30分
主な声優 鳥海浩輔 水樹奈々 速水奨
製作会社 GONZO
その他の情報 http://www.gonzo.co.jp/archives/basilisk/

 

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