クロコダインは右腕に全エネルギーを…闘気を集中させました。
クロコダイン「獣王痛恨撃‼」
閃光は壁を貫き、宿のポップにも見えました。
皆倒れてしまいました。
クロコダイン「勝った…‼」
残ったポップは⁉
ポップは閃光を見て、ダイとマァムの身を案じました。しかし、ポップは行く勇気がありませんでした。
部屋に帰って来たまぞっほに、自分たちの一味にならないかと誘われましたが、ポップはアバンの弟子という理由で断りました。
まぞっほは、ポップに仲間を見捨てるような者でもつとまるのかと皮肉を言って、水晶玉で現場の様子を見せると、ダイもマァムも絶体絶命でした。何とかしたいポップは己の非力を嘆きました。まぞっほはポップに言いました。
「勇者とは勇気あるものっ‼そして真の勇気とは打算なきものっ‼相手の強さによって出したり引っ込めたりするのは本当の勇気じゃなあいっ‼さあ早く行けっ。胸に勇気のかけらが一粒でも残っているうちにな。」
ポップの胸のアバンのしるしが緑色に光りました。
ポップはロモスの城まで向かいました。
ポップ登場‼
ポップが現場に着くと、クロコダインはうせろと脅します。ポップはアバンに勇気を与えてくださいと祈りました。
マァムはポップにブラスに攻撃しないように言います。ポップは顔見知りでした。
クロコダインは攻撃しようとしますが、ポップは必死で逃げます。
ポップはメラゾーマを食らわせましたが、クロコダインには効きませんでした。
クロコダインが攻撃します。勝負あったなと言います。もうだめだ…ポップがつぶやいたら、ダイがポップ…逃げろと言います。
ポップはクロコダインに杖で攻撃したら、石が砕け散りました。魔法力が尽きて血迷ったかとクロコダインに攻撃されます。ポップは、攻撃を食らいながら砕けた石をブラスの周りに飛ばします。
クロコダインはなぜそこまで耐えるといいます。
「全部計算ずくなんだよ。杖を砕いたのも魔法力を温存したのも。これこそわが師アバンが得意とした伝説の呪文、邪なる威力よ退け!マホカトール‼」
ブラスの周りの石が魔法陣となり、光りました。
ダイ、立ち上がる
ブラスが正気を取り戻しました。ポップは魔法の成功を見届けると、力尽きました。
「心配ねえさ、ダイが…ダイがまだいる…ブラスじいさんさえ無事なら、ダイは思う存分戦えるんだ…てめえなんざ軽くやっつけてくれるさ…あいつは本当にすごいんだ…」
クロコダインはポップに斧を構えたので、ブラスが逃げろと叫びます。でも、ポップには立つ力がありませんでした。ブラスに魔法陣から出るなと念を押しました。
ゴメちゃんの涙が、ダイの体に染みわたります。
ブラス「ポップ君‼」
その時、ダイが強烈な光を放ちました。
ダイ 怒りの紋章‼
ダイは謎の紋章を額に強烈に光らせてました。
クロコダインは斧をダイに振り下ろしましたが、ダイは素手で止めました。クロコダインは力を込めましたが、ダイは斧を砕き、クロコダインごと斧を振り回し、飛ばしました。
マァムはポップに、あのダイの力はいったい…と尋ねました。
ポップ「俺にもわからねえ…きっとあれはあいつの秘めた力なんだ…。あの謎の紋章と力はダイの怒りに反応しているみたいなんだ。
そしてあいつは今…心の底から怒っている…魔王軍のきたねえやり方に怒りを爆発させているんだ…‼」
クロコダインはうなり声をあげ、闘気を貯めました。
ポップはダイに剣を投げ、ダイは受け止め、構えました。
クロコダイン「獣王痛恨撃‼」
ダイ「アバンストラッシュ‼‼」
時が止まったかのようでした。静寂の後でした。クロコダインの体が深く切れ、叫びました。
クロコダイン「さらばだ…ダイ…負けるなよ…勇者は常に強くあれ…」
クロコダインは雄叫びを上げながら城から落ちました。
断末魔の雄叫びを聞いた百獣は、退去しました。
…獣王の屍と共に…
TVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』シーズン1、エピソード9「ひとかけらの勇気」感想
ポップがわずかな勇気を振り絞って意を決したとき、アバンのしるしが緑色に光っておおっと心の中でつぶやきました。ここが後々に繋がります。
仲間のピンチに登場したポップ、すごくビビりなのに一生懸命戦って、マホカトールでブラスを正気に戻してすごいなと思いました。
またまたピンチにダイ復活‼さすが主人公‼怒ったダイは強い‼ポップが剣を投げ渡したとき、そしてクロコダインの獣王痛恨撃、ダイのアバンストラッシュの流れは今のアニメならではの演出があってすごかったです。
クロコダインの鋼の肉体が切り裂かれ、死を覚悟したとき、あんなに汚い手を使ったのに敗れ去る間際に強く後悔してさすが獣王です。
感動して涙が出そうになり、必死でこらえました。
みんな、カッコイイです。