10月に入り新作秋アニメが続々放送開始となりました。そこで、この後、見続けるかどうかは別として、興味をひかれた秋アニメの初回感想をお届けしていきたいと思います。（なお、秋アニメでも第２クールや、続編にあたるものは、こちらでは取り扱いませんのでご了承ください）
第5回目は10月8日（土）から放送開始となったこちら
秋アニメ「ブルーロック」第１話/夢
子どもの頃、TVで観た世界的なエースストライカーに憧れ、ずっとサッカーを続けてきた主人公の潔 世一（いさぎよいち）。
しかし、全国高校サッカー選手権の県大会決勝。これで試合が決まるという場面で、監督の指示に従い、チームメンバーにパスを出した世一。しかし、そのメンバーはゴールを外し、結局相手チームのエースストライカーにボールが渡り、世一の学校は、全国大会には出場できなくなる。
あの時、パスを出していなければ…
試合の帰り道、世一はあの時パスを出さず、自分がシュートしていたらどうなっていただろうかと考える。今更、考えてもどうしようもないことと知りつつ、世一は悔し涙を流す。
そんな世一に「ブルーロック（青い監獄）」への招待状が届く。わけのわからないまま、指定の場所へ赴くと、そこには大勢の高校生が集められていた。同じくその場にやってきた、決勝で対戦した相手チームのエースストライカー吉良涼介は、そこに集まっている選手が、全てフォワードであることに気づく。ブルーロックとは、日本がW杯で優勝するため、３００人の高校生世代フォワードの中から、たった１人の“世界一のストライカー”を作り出す施設だという。
壇上に現れたのはプロジェクトの責任者・絵心甚八（えごじんぱち）。彼は「誰よりもエゴイストでなければ、世界に通用するストライカーにはなれない」という持論を展開する。そして、ブルーロックでサッカー界生き残りをかけたテストを行っていくと説明する。最初は反発する集められた者たち。しかし、世一が壇上に向けて走り出したのを機に、我も我もと参加表明をする。
入寮テストは鬼ごっこ
12人一組の狭い部屋にそれぞれ振り分けられた世一たち。用意された服に着替えると、モニターに絵心が映し出された。今からサッカーボールを使った鬼ごっこをするという。ボールを持っている者が鬼で、ボールを当てられた者が次の鬼となる。そして、最終的に鬼だったものは入寮テストで脱落になるという。
最初は自分より弱い者をターゲットにしていたメンバーたち。しかし、その中の一人・蜂楽廻（ばちらめぐる）の「自分より強いヤツを倒さなきゃ意味ない」という言葉に、世一が反応する。そして、ターゲットを自分より下の五十嵐栗夢（いがらいくりむ）から、吉良に移した。そして、タイムアウトの時、ボールが当たっていたのは…というところで第1話は終了でした。
とんでもサッカーアニメ？
原作は週刊少年マガジンで連載されている、金城宗幸・原作、ノ村優介・作画の同名漫画。第45回講談社漫画賞少年部門も受賞しています。コミックスは現在19巻まで刊行中です。
設定だけを見ると、ありえない技満載のとんでもサッカーアニメなのかなと思っていました。しかし、第1話を見た限りでは、そうでもないようです。原作を見ていないのもありますが、続きを見たいと思えるストーリー展開でした。
また個性的なキャラクターが多く、様々なタイプのイケメンもそろっています。推しになりそうなキャラクターも出てきそうな気配ですね。声優さんも若手からベテランまでまんべんなく揃えている印象を受けました。筆者的には、興津和幸さんがCVの剣城斬鉄（つるぎざんてつ）。もしくは、小西克幸さんCVの蟻生十兵衛（ありゅうじゅうべい）が現在の推し候補です。
OP曲はUNISON SQUARE GARDEN「カオスが極まる」
ED曲は仲村宗悟「WINNER」
OPは歌声が特徴的なUNISON SQUARE GARDEN。彼ら特有の疾走感のある曲を展開しています。今回は第1話でよくあるED曲が流れず、最後にOP曲が流れるという仕様でした。放送直後からSNSでの評判も上々だったようです。
ED曲は次回から流れるのかと思われます。こちらは本編で我牙丸吟（ががまるぎん）のCVも務める仲村宗悟さんが、作詞作曲歌唱の「WINNER」が採用されています。
仲村宗悟さんの曲は、自作なだけあって、一番声が伸びる音程がサビに来るように作られています。その結果、聴いていて気持ちいい曲が多いのでとても楽しみです。
秋アニメ初回視聴、私的評価☆☆☆
原作を知っていれば、この後の展開もわかるのでしょうが、筆者は未読です。ということで、この後、とんでもサッカーにならないことを願って星三つです。キャラクターはなかなか個性があふれており魅力的でしたし、先が気になるストーリー展開でした。
ただし、この後、とんでも展開になっていった場合、ついていけるかどうか不安…という点から、星一つマイナスにしておきました。
各種配信サイトでも配信開始されていますし、ABEMAとGYAO！では、無料配信も行っています。
（無料配信期間は、次の回の放送までです）
気になった方は、ご覧ください！
