名探偵コナン「 世紀末の魔術師 」は、、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第3作目となる作品。アニメ前半では大阪が舞台ということで、数多くの大阪の有名スポットが登場する作品となっている。もちろん、大阪が登場ということもあり、西の高校生探偵「服部平次」と彼女の「和葉」も登場するが、現在のコナン映画とは違って、脇キャラ的なちょい役的な扱いがするのが特徴的でした。
[aside type=”warning”]このコラムはネタバレの要素が含まれています。[/aside]名探偵コナン「 世紀末の魔術師 」のストーリー
大財閥の鈴木財閥蔵から、「インペリアル・イースター・エッグ」というロマノフ王朝時代の遺産が発見されました。エッグを盗み出そうという、怪盗キットからの予告状が届きました。
これまで50個のエッグが作られていましたが、今回51個目が見つかりました。大阪城公園内にオープンする、鈴木近代美術館で展示することになっています。そして鈴木財閥の会長鈴木史郎は、眠りの毛利小五郎にエッグを守ってほしいと依頼されました。
エッグと初対面
大阪に向かったコナン達、そこで服部平次、遠山和葉と出会います。彼らも、怪盗キットの予告状を聞いて駆け付けたそうです。
先に来ていた、セルゲン・オフチン二コラ、乾将一、浦思青蘭、寒川竜の四人が居ました。エッグを狙っていたのは怪盗キットだけではありませんでした。
鈴木財閥の会長にエッグを見せてもらい、中には金で作られたニコライ皇帝一家の模型が詰め込まれていました。アルファベットのデザイン画が残っているため本物だと認められたエッグですが、蓋の裏が光るのはダイヤではなくガラスが使われていました。
怪盗キットからの予告状
怪盗キットの予告状の、犯行時刻が分からなくて悩んでいた中森警部。
小五郎がその謎を解いていきます。アルファベットの12番目の、Lを指しているのではと考える小五郎。つまり時計がLの字になる午前3時が犯行時間。
中森警部は、それを聞いて声を上げて、間違いないと叫んだ。
コナンは12番目の文字にこだわり、世紀末の魔術師などと名乗ったことない怪盗キットの予告状に疑問を持ちます。
すると平次が、「夜中の3時がLなら今は、(へ)や」と言いました。7時20分になれば完璧に(へ)になる、と話す平次の言葉にコナンはひらめきます
「黄昏の獅子から暁の乙女へ」の(へ)は頭から数えて12番目なのです。
つまり怪盗キットの予告した時間は、午前3時ではなく午後7時20分ということになります。コナンが大阪城に向かおうとした時、平次が止めます。
「天の楼閣は天守閣やない!通天閣や!」
と言います。
怪盗キットを見つけたコナンと平次は、追いかけていきます。
怪盗キットが何者かに、狙われ撃ち落されたのです。コナンが見つけたのは、傷ついた鳩と彼が右目に装着しているモノクルそして盗まれたエッグでした。
エッグは、二つある?
高坂夏美さんの祖母が亡くなった事で、遺品整理をしていました。曽祖父の書いた古い図面が出てきたそうです。その図面は真ん中が大きく破れて、二枚になっていました。しかしそれを見てコナンが、気付きます。もしかして、エッグは二つあるのでは。
彼が言う通り、二枚の図面を貼り合わせると中央に書かれているエッグの大きさが違っていました。
つまりもっと大きな紙に二つのエッグが描かれていて、真ん中の部分がごっそりなくなっているというわけdす。エッグを手にしたコナンは、そこに鏡が付いている事に気づきます。鏡には何か彫られて居ました。
エッグの隠し場所
ドイツのノシヴァンシュタイン城に似た作りの荘厳な建物です。コナン達は、早速入城しました。やがて執務室へとたどり着きここは、曽祖父の私室です。たくさんの写真が飾られていますが、曾祖母のものは一枚もありません。夏美さんでさえも、曾祖母の顔を見たことがないというのでした。写真の中には、ゲー・ラスプーチンの写真もありました。
話を聞きながらタバコを吸う小五郎。その煙の流れが地下室であると気づいたコナン。床にロシア語のアルファベットキーボードがありました。
セルゲンさんが打ち込んだのは、夏美さんの話に「バルシェ肉買ったべか」ロシア語がなまったようにして覚えられた言葉だったのです。
正しくは、「BOJIШEБHNK KOHЩA BEKA(ヴァルシェーブニック カンツアー ベカ)です。
英語で「The Last Wizard Of The Century(ザ ラストウィザードオブザセンチュリー)」の意味は世紀末の魔術師になります。
パスワードを打つと地下に、向かう階段が現れたのです。
コナン達は、道なりに進んで行くが行き止まりになってしまします。壁画に描かれていた、王冠にライトを当てると床が下がり階段が現れました。
そこに、一つの棺が置かれていました。
夏美さんが持っていた古い鍵で開けたら、中にはエッグを抱くようにして白骨遺体が眠っていました。「これは曽祖母だと思う」と夏美さんが言います。
セルゲンさんがエッグを検分します。間違いなく本物ですが、中身は空っぽです。歩美がマトリョーシカ(ロシアの人形)に気付きます。鈴木財閥から借りたエッグを入れたら、ぴったりと合いました。
コナンは装飾されているガラスに細工がしてあるのではと考え、後ろにある台座に気付きます。中に懐中電灯を仕込み、その上にエッグを乗せました。
するとエッグの中が透けて光を集めて人形から光の束が放たれました。
二コライ皇帝一家の家族写真が壁に映し出されました。その中には、夏美さんの曽祖父母の姿があります。皇帝一家と親しかった、ラスプーチンの写真がありませんでした。コナンは先ほど執務室で見た、ラスプーチンの写真に書いてあったサインの頭が「ゲー」と書いていることを思い出しました。
そして犯人
コナンの目に小五郎を狙う赤い光が見えました。皆に全員伏せろと叫びました。夏美さんがエッグを落としてしまい、犯人がそれを拾い逃げます。
追いかけるコナンと白鳥刑事。その正体はスコーピオンの青蘭さんでした。ラスプーチンを並びかえれば、プース・チンランになるということです。
あのラスプーチンの子孫とされ、ロマノフ王朝の財宝はかつてロシアを支配した彼。自分の物に出来ると思い、それらを奪うため次々と強盗殺人を繰り返すようになった。 祖であるラスプーチンへの思い入れは非常に強く、殺人を行う際には彼の死体と同じように相手の右目を銃で撃ち抜きました。
コナンがキック力増強シューズで蹴り彼女にあたりました。白鳥に扮したキッドが回収し、そのまま警視庁に逮捕された。
このコナンはアニメ映画は、内容が少し難しい!
今回は、インペリアル・イースター・エッグが見つかり、実は二つで一つのエッグの物語に描かれていましたね。
ファンタジー性が多いので、誰もが見やすいものに仕上がっています。
今回の映画は、内容も難しくなっているので筆者も書くのに苦戦しました。
世紀末の魔術師にかけて、色んな仕組みやがありましたね。壁に光を当てつと階段が現れたり、エッグを組み合わせて、光を通すと思い出の写真が映し出されるなど色んな仕組みや工夫がされていましたね。
話の内容を書いていませんが、コナンに最大のピンチがやって来ました。それは蘭がコナン君は、新一じゃなないよねと告げた所は正体がばれたかと思いました。ここの場面は、ドキドキしながら見ていました。最終怪盗キットが、新一に化けてコナンを助けたのは本当に良かったです。
是非皆さんも見てください。
文章:kyouei‐薔薇