突然現れた襲撃者の狙いは、一枚のコインだった…。
しかし、始まったのは”命の奪い合い”クレアと修一は生き残るため、ひとつになる!
TVアニメ『グレイプニル』第2話「空っぽの意味」あらすじ
襲撃者は修一とクレアを殺す気で襲う。このままではただ殺されるのみ…だから、
”襲撃者を殺す”と言うクレアは、犬のきぐるみに意味を見つけ、背中のチャックを開けるが
その中身はとても異様だった…。修一は戸惑いながらも、戦いは激しく熱を帯びていく。
いびつに願いは叶う
襲撃者の「氷川」は陸上で思う様なタイムが出せず、焦っていた…。
そんな時に見つけた一枚のコインが彼女の運命を大きく変える。
ラブホ近くの自動販売機にあのコインを入れると怪しげな青年が立っていた。
「ありがとうございます、大事なコインを見つけてくれて。ぜひ、お礼をさせて下さい」
その日を境に…氷川は他を寄せ付けないほど早く走れた。しかし、すぐ異変が身体を襲う
化け物の両手両足に変異してしまう。そして…クレア達のコインを奪うため命を狙う。
「犬のきぐるみ」真の意味
氷川から逃げた2人は、この状況を乗り越えるために力を合わせようと言うクレア。
犬のきぐるみにチャックがあることに気づき、開くと中には…
「えっ…何も入ってないの…。中身どころか…修一の姿さえ、アンタの中空っぽ」
落ち込む修一をよそに、クレアは着ぐるみの中に入っていく。
「うわぁ…すごい。ベトベトでぬるぬる…力を抜いていくわよ。全部いくね…」
包み込むような肉壁、妙に粘つく粘液。一つになり流れ込んでくる互いの気持ち。
「2人であいつを倒そう!」と立ち上がり、氷川と戦う覚悟を決める。
反撃開始、それは悪夢の始まり
「手間かけさせるんじゃねえよ!あのクソアマどこいった!」
氷川に中指を立て挑発するクレア。氷川は蹴りを連発しクレア達を踏みつける。だが…
クレアの中で何かが弾けた「大丈夫、私が守る」冷たく冷静な言葉。その瞬間…
クレアに身体の主導権を奪われ、修一は人を殴るリアルな感覚を味わっていた。
氷川の足を折り、反撃できない状態にしてもクレアは止まらなかった…。
「ごめんね、私もなの。まだ死ねない…」
背中から拳銃で身体をぶち抜き殺す…。そして、自分の力に恐怖する修一。
「あなたの身に何かあった時は私も一緒に死んであげる。」
私たちは2人で1つと約束を交わす、人を殺してもクレアの覚悟は揺るぎませんでした。
行方不明なったクレアの姉を見つけるまでは…。
クレアの言い回しがエロかった…意味深なラストシーン。
着ぐるみの中に入るクレアの言い回し…なかなかに男心くすぐられますね!
「温かくて…フィット感がすごい。一緒になってる」ねっとりした言い方が良かったです!
ただ、単にエロかったという訳ではじゃなく、氷川とのバトルがスゲー…
重みのある一撃が飛び交う攻防戦。バトルアクションの迫力がすごかったです。
命のやりとりの緊張感やクレアの冷徹な一面、修一の苦悩。
2人の感情描写が細やかで、すごく共感しやすかったです。
主導権をクレアに奪われていたとはいえ、殺しは殺し。そりゃ辛いよな…
修一に見せたクレアの覚悟…危なっかしいところが彼女らしくてイイですね。
そして、ラストは意味深なものでしたね!
「犬のきぐるみ」のキーホルダーを持つ女子生徒は…「一緒になりたい人がいるの!」と願っていました。
そういうことだったのか!っとラストで謎が一つ解けました。
クレアと修一の未来はコインによって左右されてしまう…
文章:あそしえいつYH