小さな勇者ダイはブラスのもとメラの練習をしていたところ、ふたたび船がやってきます。パプニカ王国王女レオナ姫が儀式のためにデルムリン島にやってきたのです。ダイを見るなり「チビっ!」
レオナ姫を地の穴に案内するダイ
レオナ姫は賢者になるためにデルムリン島に来たのです。代々神に仕えるパプニカ王国の姫であるレオナ姫は14歳のうちに地の神の恩恵を被るために儀式をするためにバロンとテムジンとともに来たのです。
50年近く誰も来なかったうえ、モンスターだらけのデルムリン島のことを知る者はいなかったのです。しかし小さな勇者ダイとブラスがいるとわかったので、地の穴に案内させるために来たというわけです。
レオナ姫「本当に大丈夫?迷子になったりしない?」
ダイ「この島はオレの庭だい!目隠ししたって一周できるよ!」
ダイは道案内をします。途中でモンスターが一匹居眠りしていました。ダイは難なく起こし、移動させました。レオナは見直しました。しかしダイは魔法ができません。儀式はやったのですが、一つもできないのです。ダイは才能がないとつぶやきます。
地の穴に着いて休むダイにレオナ姫はパプニカ王国に代々伝わる伝説のナイフをあげます。魔法ができないのなら、剣だけでもしっかりしたものをというレオナの心意気です。
レオナ姫に早く毒消しの呪文、キアリーを!
突然、魔のサソリが現れます。この島のものではありません。武器の歯が立たず、パプニカ王国から来た連れの者を襲います。レオナ姫はギラを放ちますが、魔法も効きません。魔のサソリは、レオナ姫を襲います。
ダイは、レオナ姫からもらったナイフで攻撃します。ナイフは役に立ち魔のサソリをやっつけました。しかし、魔のサソリの毒はレオナ姫の体を蝕みます。
ダイ「魔のサソリの毒は毒消し草では消えないとじいちゃんが言っていた!」
早く毒消しの呪文キアリーを…ブラスに来てもらうようゴメちゃんに伝えてもらいました。そこにバロンが…しかし姫を裏切り、イオでダイとレオナ姫を地の穴に落とします。魔のサソリを放ったのはバロンでした。
ブラスのもとにゴメちゃんが到着し、ブラスは急いでダイとレオナのもとに行こうとします。しかし裏切り者に道を阻まれます。
テムジン「お前に姫を助けてもらえばすべての計画が水の泡だからな。後継者を失ったパプニカ王国の実権はすべてわしのもの。」
レオナ姫はデルムリン島のモンスターにやられてしまったことにするのです。ブラスはゴメちゃんに島のモンスターを集め、裏切り者をやっつけさせようとします。
しかしその時、魔王が勇者を殺すために作られたキラーマシンが。テムジンの魔法力で動かしていたのです。モンスターの攻撃も、ブラスのメラミも効きません。
ダイに不思議な力、炸裂!!
そのころダイはレオナ姫を背負い、脱出しようとします。
ダイ「僕が魔法を使えれば、キミの傷を治せるのに、この穴から脱出することもできるのに。」
レオナ姫「魔法の契約すらできない人のほうが多いのに。ダイ君、ほとんどの呪文、契約できたんでしょ。それって才能がある証拠だよ。」
レオナは意識を失います。レオナ姫を死なせないと思う強い心がダイの力を爆発させ、脱出に成功します。
キラーマシンはモンスターをやっつけ、ブラスに襲い掛かろうとします。その時、ダイがきます。レオナを下ろし、ブラスを助けるために思わずバギクロスをキラーマシンに炸裂します。ブラスはダイが魔法を使えることにびっくりします。しかし、キラーマシンには効きませんでした。
ダイ「これ以上、この島で暴れさせない!!」
ダイはナイフでキラーマシンをやっつけようとします。しかし、歯が立ちません。それでもあきらめず胸をねらい、ついに胸を壊します。ダイはベギラマをキラーマシンに食らわせます。ついに、キラーマシンをやっつけます。キラーマシンには魔法は効きませんが、中のバロンには効いたのです。
パプニカ王国の味方が船からやってきました。レオナ姫は無事にキアリーをかけてもらいました。
レオナは無事に儀式も済み、帰り際ダイにお礼を言いました。
ダイ「さようなら、姫。」
レオナ姫「姫じゃなくてレオナとよんでちょうだい。今度そんな他人行儀な呼び方をすると口きかないわよ。」
レオナ姫と別れの挨拶をして見送ったら、早速あれをやってくれとブラスに魔法を要求されますが、さっぱりでした。
世の中はモンスターが凶暴化し、街を襲います。船からポップはそれを見て慌てます。しかしアバンは落ち着いて、魔王が復活するとは、勇者が必要だとつぶやきます。
TVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』シーズン1、エピソード2「ダイとレオナ姫」感想
ダイは魔法ができなかったのに、不思議な力が炸裂するときはすごい魔法が使えます。魔法が使えるようになる成長とともに、レオナ姫との関係も良くなってきました。
また、魔法が使えないと嘆くダイに励ましの言葉を毒で気を失う時に言うタイミングが良かったです。
最初は変な奴、頼りなさそうと言い合った仲も、最後は仲良くなって良かったです。
戦う小さな勇者ダイはかっこよかったです。