アニメ「魔女の旅々」第12話『ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語』【感想コラム】

アニメ「魔女の旅々」第12話『ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語』【感想コラム】

アニメ「魔女の旅々」第12話『ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語』 あらすじ  

「あなたの願いを叶える国」と書かれた門を潜ったイレイナは、見知った城の中で眼鏡をかけたもうひとりの自分に出会う。そこには性格が異なる何人ものイレイナが存在した。イレイナの願いとはいったい何なのか?

16人のイレイナたち

画像引用元:© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会

ここまで自由気ままな旅を続けてきたイレイナ。そんなイレイナの旅の最終章。 出会いと別れ、そして選択の連続だったイレイナの旅で、イレイナが次にたどり着いたのは「あなたの願いを叶える国」という門。しかし、そこをくぐった先にあったのは……。

見覚えのある街、見覚えのある建物、霧の先に広がっていたのはイレイナがかつて旅をしてきた場所の数々。 こんなことを願ったわけでないと戸惑いながら歩をすすめたどり着いたのはミラロゼが住んでいた城。そこで出会ったのは、もう一人のイレイナだった そこには自分以外の15人もの性格や雰囲気の異なる“灰の魔女・イレイナ”たちが、テーブルを囲みあれやこれやと話をしていた。

アニメ「魔女の旅々」第12話『ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語』【感想コラム】
画像引用元:© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会

テンションの高すぎる“ハイ”の魔女・イレイナや、アホの子のイレイナ、百合好きなイレイナ、やさぐれたイレイナと12人12色のイレイナたち。 キャラクターの豊富さもさるこながら、声や表現を使い分ける本渡楓さんの演技力に脱帽していまいます そんな“いろいろな”私がいる中で、本物(?)のイレイナには“なにもない”。あえてその無個性さを「主人公のイレイナ」と言い換え、晴れて二つ名のついた主人公のイレイナ。

「いいじゃないですか、無個性は言い換えれば“何にでもなれる”ということですよ」と言われるあまり釈然としないイレイナ。

そして、なぜ15人のイレイナたちが籠城しているかというと、一人だけ悪のイレイナが存在しており、攻撃的な性格ゆえに粗暴なイレイナとしてみんなはどうすればよいのかと頭を悩ませていたのだった。

攻撃されたら、逆に攻撃したらもう一人の私が死んでしまったらどうなるのか………私自身たちにもわからないことを必死に話し合う私たち。 しかしそこに“粗暴な私”からの襲撃にあってしまう。

果して“粗暴な私”が私たちを狙う理由とは一体なんのか…そしてなぜ15人の自分自身が現れたのか…。

可能性と未来は無限大に広がる

アニメ「魔女の旅々」第12話『ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語』【感想コラム】
画像引用元:© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会

同時の同じ魔法を撃ち合う“主人公のイレイナ”と“粗暴なイレイナ”。同じ力、同じ魔法ゆえに攻撃は相殺されるも、“主人公のイレイナ”以外のイレイナは次々と捕えられていきます。 そんな粗暴なイレイナは他とは唯一違う点を持っています。

それは、髪が切られている状態のイレイナであること。粗暴なイレイナは、第10話で出てきた“切り裂き魔事件”で全てに絶望した一人のイレイナだった そのイレイナは、何も救うことができなかった自分自身とそれがあったにも関わらずのうのうと旅を続けている自分自身に対して怒りを持っていた。 その気持ちがあったからこそ、「願いを叶える国」に来たんだと叫ぶ粗暴のイレイナ、しかし主人公のイレイナは「本当にそんな気持ちで集まったのか、それともわからないふりをしているんですか」と問いかける。

自分自身との押し問答、自分自身との戦いは悲しいほどに平行線を辿り、互いに魔力を使い果しても決着はつかなかったのだった。 互いに倒れながら、自分自身に向かって「心の隅で少しだけ願っていたこと」を話始める主人公のイレイナ。

「いろんなの自分に出会うために、別の可能性が見たくてきっとここにきた」これまでの旅を通じ、いろいろな選択をしてきたイレイナ。

きっとその度に“いろいろな自分”が生まれていった。 右を選んだ自分と選ばなかった自分。あの選択した自分、違う選択をした自分。そんな違う自分に憧れを感じていたからこの国で“違う自分”に出会ったのだという…。それはきっとすべてのイレイナたちが望んだこと。

悲しいことを体験しなかった自分を求めて、自分とは違う自分を求めてきた結果、さまざまな自分と出会うことができた。 暗くなるまで語りあったイレイナたちは、それぞれが旅した記録を記した日記を持ち寄り、「ニケの冒険譚」のように自分たちの旅の物語を作ろうと提案します。

タイトルは「魔女の旅々」。 まるでいい夢を見ていたかのような清々しい気持ちで目覚めたイレイナは、「魔女の旅々」を綴り続ける旅を続けるのだった…。

アニメ「魔女の旅々」第12話『ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語』【感想コラム】
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自分との対話を通じて出てきたイレイナの人間味

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最終回で一人で何役も演じた素晴らしい声優さんは誰でしょう…。そう本渡楓さんです。 最終回ということでこれまでの集大成のようなお話でした。 これまでの旅を通じて、自分とは違う可能性を持った自分、自分とは違う未来を辿った自分ですが、最終的に同じ願いをもって一つの国に集結するというエモさ。

「魔女の旅々」というタイトル回収。 毅然とした態度と竹を割ったような性格をしていると感じていたイレイナでしたが、彼女もすごく悩みながら旅をしていて、あの“切り裂き魔”の一件がイレイナにすごく影響を与えていたことなんだとなんとなく人間味を感じさせる最終回でした。

一つの選択を違えば、一つの違った未来が生まれていた。今の主人公のイレイナになってくれてよかったですね。しかし、アホの子やゲルイレイナだのやさぐれだの…一体どんな選択と未来を辿ってたどり着いたイレイナなのかすごく気になるので、ぜひ日記帳を見てみたいものです。

そして、気になる終わり方もしました。最終回のCパートにアニメでは新キャラクターであるアムネシアが登場しました。 アムネシアとの旅はもちろん原作やドラマCDなどでは描かれていますし、ラストの「魔女の旅々」とアムネシアの持つ「毎朝これを読むように」と記された本が入れ替わるのもちょっとした伏線ではあるのですが…果して二期はあるのでしょうか…。

ちょっぴり期待してもいいのかもしれませんし、気になる人はぜひ原作やドラマCDを購入してほしいなと思います。

魔女の旅々 アニメ情報

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ホームページ:魔女の旅々

この記事のライティング担当:あそしえいつ

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