「ロンディニウム」かつてここは世界の中心だった…今じゃその面影はどこにもない。
あいつらが好き勝手奪っていく…怒りは形となって現れる!
ホワイトクリスマスのプレゼントは雪解けするほどの戦火だった…
TVアニメ『 LISTENERS リスナーズ 』第7話「怒りの日」あらすじ

修理工場で働く「ライド」と「リッチー」そこへ自分の居場所を探すニルがやってくる。
そして、ニルに「俺たち、イクイップメントを動かせるよな?」と尋ねるライド達。
腐ったこの街に対する彼らの「怒り」は、もう誰にも止めることは出来ない。
アンプが繋ぐ縁

子供の頃のライド達をミミナシから守ったジミ。あれから10年がたった…ある日。
壊れかけのアンプをもってきたニルは修理してもらい上機嫌!
「そうだ、君も乗ってみる?君にだって乗る権利がある」
自分のイクイップメントにライドを乗せて、鉛色の空を飛びまわる。最高の気分を味わう。
しかし、修理工場の店長がライドが書いた「ジミのイクイップメントの絵」を引き裂こうとしていた…すると
「大事なものをそんなふうに扱うなんて。まともな大人のやることじゃない」
ビンタをくらわせたニル。ライド達に「アニキ」と慕われることに…

人生抗う青年達の夢

行くあてのないニルは、ライド達の家に泊めてもらうことに。そして、彼らは…
「ロンディニウム警邏隊のイクイップメント。これに…乗ってほしいんだ!」
面倒も全部見ると言われ、ニルはその頼みを受け入れ、自分の居場所が見つかったようで嬉しかった。
「なぁ…アニキ。俺たち、イクイップメントを動かせるよな?」
「うん。きっと思いが強ければ、きっと届くと思うよ…」
ライド達の夢にそう答えたニル。彼らの原動力はロンディニウム警邏隊へ激しい怒りだった
「お前には何もできねぇって、バカにした連中を見返してやるんだ」
俺たちが証明してやる!!

クリスマスの夜に、大量のミミナシが街を破壊していく…。
緊急事態にも関わらず、警邏隊はオペレーション「ゴットファーザー」を発令。警邏隊が…
街と市民を攻撃し広がる地獄絵図。だが、ライドとリッチーの怒りが奇跡を起こす。
「全部まとめてぶっ壊してやる。そんで証明してやんだ、俺は生きてるってことを」
ライドの背中にプラグが現れ、2人はたった一機でミミナシ大群に突っ込んでいきます!
「ケンカに勝つには、まず相手の親玉を潰す!God Save The Queen」
彼らの攻撃で親玉を撃破したかに思えた…しかし、その中心には何故かミュウがいた。
手も足も出ないまま、ライド達は殺されてしまう。
ニルの心には、ライド達に出会ってしまった後悔とミュウを許さない怒りだけが残る…
どうして、こんな悲しい結末になってしまったんだ…

ニルは利用しあう関係ではなく、ライド達に頼られる関係を築き、やっと自分の居場所を見つけた。なのに、ミュウにすべてを奪われてしまう…。
ライド達のプレゼントも買って、優しい一面がでてきたのにつらいですね。

ライド達の怒りは革命を起こそうとしていたように感じました。
『クソみたいな状況はいつまでたっても変わらない、なら俺らが変えてやる!』
両親や親戚がミミナシに襲われて死んでしまった。その時、警邏隊は守ってくれたんでしょうか…?今回の一件からして怪しいものですね。
誰かを傷つける怒りじゃなくて、最後まで信念を貫いたライド達がすごくカッコよかった。
若さゆえの勢い、本気だったからこそプラグが表れて念願の祈手になれたのに、死んでほしくなかったです…。
葬式には、警邏隊員もいましたね。
街を守った2人の若き英雄として称え、参列したのでしょうか…?
死をもって存在を証明した若者と市民を殺し街を壊し生きながらえた警邏隊…悲しいです。
しかし、警邏隊も何者かに乗っ取られていたようでした。『破滅の力』に覚醒してしましまったミュウ。一体…ミュウ達に何が起こったんでしょう?
本当の闇は人間の中に潜んでいる…
最後に一言だけ
2人の親代わりのヴィヴィアン。「スープ美味しいねって飲んでほしかった…」愛の深さに泣いた…
文章:あそしえいつYH