イヴの時間 は人間とアンドロイドの心のドラマを描くアニメ

「イヴの時間」のように人間とアンドロイドが共存する未来……。そんな世界を想定されている方も、最近は多いのではないでしょうか。
でも、本来は機械であるはずのアンドロイドに、意思や心があったとしたら…?

「 イヴの時間 」とは

舞台は、近未来の日本。アンドロイドが実用化されている社会です。主人公の高校生のリクオの家でも、家電用アンドロイドのサミィ(女性)を使っています。
アンドロイドには頭上にリング(ホログラム)が付いていて、それだけが人間との外見的な違いです。
世間では、アンドロイドに必要以上に入れ込む人間を「ドリ系」と呼び、アンドロイド精神依存症の人間が増えている様子。
リクオは、姉や親友のマサキから「ドリ系」っぽいと言われる事もしばしば。
ある時リクオは、サミィの不自然な行動記録を発見し、マサキを誘って一緒に調査します。調べた先に発見したのは、「イヴの時間」という名のカフェだった…。

 

アンドロイドが集うカフェの謎

注目は、やはりタイトルにもなっている「イヴの時間」という店でしょう。ここはとても不思議な空間で、謎だらけのカフェ。
では何が謎なのでしょうか?それは……、

①店ではアンドロイドの頭上からリングが消えて、人間との区別がつかないこと。
②アンドロイドに感情が現れ個性ある存在になる。会話も普通にできるようになる。

心があり、悩みがあって、意思がある。まるで人間と同じです。普段は、無表情に業務を遂行するだけの彼らが、なぜ?
カフェにいる時と、普段の無機質さのギャップも必見です。実は、謎はコレだけではありません。
観ていると、謎と思えるコトが散りばめられていて、それが先へ先へと引き込まれていく要素でもあるのかもしれません。
そしていつしか、店の常連になっていくリクオとマサキ。そんなある日、リクオはついに店でサミィに遭遇してしまうのです。
店では、それぞれのアンドロイドが抱えた悩みや知られざる真実が、徐々に浮き彫りになっていきます。

 

イヴの時間 の魅力のヒミツは、新しい感性

原作・脚本・監督は、今注目のスタジオ六花の吉浦康裕さん。
「イヴの時間」を観て心揺さぶられ、スタジオ六花の作品をもっと観たくなってしまう方もいらっしゃるのでは……と予測してしまうほど素敵な作品です。出来れば今後、是非その作品もご紹介したいと思っています。さあ、「イブの時間」を観て、新しい感性に感動してみませんか。

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「イブの時間」公式サイト

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