ブラッククローバー 第138話「ザラを継ぐ者」【感想コラム】

ブラッククローバー 第138話「ザラを継ぐ者」【感想コラム】

前回のブラクロ

チャーミーパイセン、修業する。

ブラッククローバー 第137話「チャーミー百年の食欲とゴードン千年の孤独」【感想コラム】

そのころゾラは

ゾラ「暴牛の連中とちんたらやっていても、らちがあかねえから旅に出てみたが――」

ゾラは立ち寄った故郷の村で、亡き父ザラ(下民の魔法騎士で、魔法帝ユリウスの価値観に影響を与えるほど立派な存在だったが、下民を馬鹿にした貴族の同僚から攻撃され亡くなった)の墓参りをします。

ブラッククローバー 第138話「ザラを継ぐ者」【感想コラム】
画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

かつてザラは村の英雄的存在だったそうです。
当時、下民で魔法騎士になるのは今以上に大変なことだったからですね。

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

ゾラはその村で、魔法の練習をしている少年に出会いました。

ゾラ「グリモワールもなしで? 見どころがあるな」

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

しかし、少年は下民で、それ故に貴族の少年とその取り巻きに絡まれてしまいました。

ブラッククローバー 第78話「下民(げみん)の罠」【感想コラム】

下民を馬鹿にする貴族

ゾラ(大方避暑地に来たボンボンってところか)

影で様子を見るゾラ。
貴族少年は下民の少年を馬鹿にし、憐みの小銭を渡しました。

そして、下民少年の魔法騎士団に入りたいという夢をも馬鹿にします。

「下民でも魔法騎士団で活躍している人はいる」

少年は言い返します。

「ザラは立派な人だ」

なんと、下民少年が尊敬しているのは、ザラでした。

「どう立派なんだ? なにか実績でもあるのか?」
「ザラは、死んだんだ」
「いわんこっちゃない」

下民の身分で魔法騎士団になったことを馬鹿にする貴族少年。

怒った下民の少年は魔法を放ちますが、魔力量は貴族の方が上。
しかも、取り巻きまでいて3体2の状況。リンチにあってしまいます。

そこに、ゾラが介入しました。

環境を憎む少年

貴族の少年たちを追い払い、ゾラは下民少年を説教します。

グリモワールを持たず、正面から挑んだこと。
それを注意しつつも、ザラが立派な魔法騎士だったことは肯定します。

そこへ体が弱そうな少年の父がやってきました。

「俺はどうして下民なんだ」「あんたなんか父親じゃなかったら――」

少年は自分の環境を憎みますが、

ゾラ「おいっ」

止めようとしたゾラに対し、少年の責め言葉を肯定する父。

父は体が少し不自由なようで、息子に魔法の練習をしてあげられないことを気にしているのでした。

そこでゾラは少年を連行し、ザラは下民だが自分の立場を嘆くことはなかった――と語ります。

少年「わかってる、高望みだってことは」

少年は、下民でありながら魔法騎士団を目指すことは高望みなのだと考えていました。

かつて、ゾラも魔法騎士団入団試験に落ち続ける父に対し、高望みだと考えていました。
けれど、ザラはそんなふうには考えていなかったのです。

下民でもあきらめず、環境を憎まないこと

何度落ちても諦めなかったザラ。
ゾラは少年に対し、彼が魔法騎士団を目指す理由について指摘しました。

ゾラ「自分ならできるって信じているからじゃーねのか。そういうのは高望みっていわねえんだ」

そして、ゾラは自分の人形を出し、自分をヒーローに見立てて語ります。

ゾラ「ゾラさんもまた下民の子でしたが、貴族や王族には憧れませんでした」
ゾラ「貴族や王族にはできないことができたからです」

ゾラは少年とかつての自分を重ね、下民の自分ができる貴族や王族にはできないこと――それがわからなければ魔法騎士団には入れないと言いました。

その後。
ゾラが見守る中、魔道具を使って下民少年を襲った貴族少年

しかし魔道具が暴走し、「馬鹿野郎!」と介入したゾラに助けられます。

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

貴族少年は魔道具を落とし、下民の彼はそれを拾いました。

子が子なら父も父

その夜。
貴族少年の父は、下民親子の家に乗り込み、少年を”魔道具を盗んだ犯人”だと決めつけました。

貴族少年は下民を見下し、思い通りにならないことに腹を立て、彼を悪人に仕立て上げてやろうと親に嘘をついたのでした。

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

貴族父「王都に凶悪な窃盗犯として突き出してやる!」

けれど、下民の父は息子を信じていました。

魔力は劣っていても、貴族父の攻撃を裁く下民少年の父。
そこで貴族父は、証拠を突き出して魔法騎士団に連行させると言いました。

ゾラ「だったらその証拠とやらをみせてもらおうか」

そこへ介入するゾラ。

貴族父「そのローブは、黒の暴牛!?」

ゾラは貴族の少年が嘘をついていることを暴き、「犯人はテメーだな」とにらみつけ白状させました。

そして、下民の話を聞かず一方的に悪だと決めつけた貴族の父に対しても、「少なくてもお前に子供を育てる資格はねえよ」と説教。
貴族の親子は逃げ去っていきました。

環境を受け入れた少年

「父さん、あんな凄い魔法使えたんだ」

騒動が終わり、下民の少年は自分の父が実はすごかったと知り、見る目を変えました。
父は、ザラに憧れ何度も魔法騎士団の入団試験に挑戦し、その中でけがをしたのでした。

それでも憧れのザラのようになりたくて、魔法の練習をしているという父。

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

少年「わかったよ、イカしたマスク野郎」
少年「ゾラにできたこと、それは」

ゾラ「だったら、お前の親父に言わなきゃいけねーことがあるよな」

少年は父に謝り、そして、下民だからという言い訳はせず、自分が出来ると信じ親子二人で魔法騎士団に入ることを誓いあうのでした。

素直じゃないゾラ

さらに強いスーパー魔法騎士になりたいゾラと、魔法騎士団に入りたい少年。
2人は打ち解け、そしてわかれます。

改めて、ゾラは誓います。

ゾラ「見ててくれ父さん。魔導階域とやら、とりあえず零域まで鍛えてみるよ」
ゾラ「ついでに暴牛の連中を鍛えてやるのも手だな」

なんだかんだで面倒見のいいゾラでした。

ブラッククローバー 第138話「ザラを継ぐ者」【感想コラム】
画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

下民でもあきらめず、困っている人は誰だって助けようとしたザラ
彼の生きざまが魔法帝ユリウスの心に響き

・下民や貴族など身分の差は関係なく誰にでも才能があり可能性がある

そんな世界をつくろうとしました。
結果、異国のヤミが団長となり、下民や問題児たちが団員となり、多くの人々が彼らを認めるようになっていきました。

確実に影響を与えているザラの存在。
そして、それをあざ笑うような悪魔の脅威、圧倒的な力による蹂躙。

ゾラにとって、父や父の残した影響を踏みにじる「悪魔の脅威」は許せない存在のはず。
彼がどのように強くなっていくのかも見どころです。

ブラッククローバー 第93話「ユリウス・ノヴァクロノ」【感想コラム】

© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会
ホームページ:ブラッククローバー

この記事のライティング担当:星崎梓

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