ごちうさの魅力はこれだ!!
というわけで、ごちうさアニメ3期を記念して、今回はごちうさの魅力について簡単に考察をしていきます。
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歳の差など関係ない友情
ごちうさは「きらら系アニメ」「日常系アニメ」などと言われますが、こういったカテゴリーの中でも特にヒットしたのにはわけがあります。
ごちうさがヒットしたのは、ごちうさが魅力的だから。
では、ごちうさの魅力とは何か。
イラストが良い。
アニメ1期のOPがよかった。
というのもあるでしょうが、もっと根本的な魅力があります。
その1つが「歳の差など関係ない友情」です。
・メインキャラの層の広さ
ごちうさの主人公ココアさんは高校生ですが、「日常系アニメ」と呼ばれる作品の中では珍しく、学校がメインの舞台ではありません。
それ故に可能となる、メインキャラの年齢層の広さ。
チマメ→中学生
ココアリゼ千夜シャロ→高校生
青山さんモカ姉凛→大人
※アニメ3期までの時点
凛ちゃんさんがメインキャラかどうかに関しては意見のわかれるところですが、一応含めておきます。
タカヒロさんやチノママ(サキさん)のような保護者である大人だけではなく、青山さんたち友達としての大人も存在していること。
これがごちうさの魅力の1つです。
現に、ココアさんは「私たちの間に年なんて関係ない」という発言を青山さん凛ちゃんさんに対してしていますし、青山さんに対して敬語を使ったのは初対面時のみで、その後何度も一緒に遊んだりしています。
・違う学校でも繋がれる
ごちうさは同じ高校生組でも、学校が異なります。
時にはもし同じ学校に通っていたら――というIFも作中で想像されますが、学校・年齢が違っていても、いつもどこかで一緒になります。
この繋がりの深さが魅力であり、そして学校がメインではないがゆえに、リゼちゃんの高校卒業も出番の減少にはつながりません。
確かな安心感と、深い絆・友情。それもまたごちうさの魅力。
・説得力のある描写
ココアさんたちの繋がりの深さ、友情はごちうさのテーマの1つ。
だとして、それを説得力のある描写で描いているところ。これもまたごちうさの魅力です。
たとえばごちうさアニメ第3期の4話。
文化祭のエピソードでは、
・ココアたちは友達であるリゼたちを楽しませるために準備をしていた
・楽しい文化祭が終わった後、友達であるココア千夜が楽しそうでよかったと言うシャロリゼ
のように、いつも大切な友人のことを第一に考えているみんな。
そして、
ココア「千夜ちゃんたら、最初の不安吹き飛んでる。これなら甘兎庵社長として、立派に頑張れるよ」
という発言。
友人の些細な変化にも敏感で、友人のことをよく見ている主人公のココアさん。
と、それを受けての千夜ちゃんの
千夜「ココアちゃんだって、頼もしいわよ。だって、たのしいのはココアちゃんがいてくれるからだもの」
という優しい返し。
OVAでも、チノちゃんの成長を見守るココアさんたちのように、ごちうさでは「大切な人の変化や成長に敏感」「想い合う」描写が豊富です。
こういう描写があるからこそ、ごちうさの「学校や年齢の違いなんて関係ない友情」に説得力がつくのです。
ただ中学生から大人のお姉さんまでがいて、仲良し。
というだけではない。説得力のある描写もまたごちうさの魅力。
ごちうさ3期『ご注文はうさぎですか? BLOOM』第4話(羽)「あったかもしれない日常」友達の笑顔を第一に考えるみんなだから【感想コラム】
可愛さ、女子力、おしゃれ
ごちうさの根本的な魅力は、やはり「可愛い」。
「可愛い」こそがごちうさがアニメ化において最初に表明したテーマです。
「女の子たちの可愛い友情・日常」を描くために、
男目線を極力排除して、パンチラなど男目線を感じさせる要素を描かず女の子の日常を全力で描写
しています。
えっちぃ作品にはえっちぃ作品なりの魅力がありますが、ごちうさの場合は「可愛い」を究極に追及するため、「下品」「露骨なえっちさ」を排除しています。
存在する着替えシーンやお風呂シーンも、あくまで女の子目線のシーンにとどまっています。
また、ごちうさでは
・運動時→ポニテ
・お風呂→髪を丸める
など、些細な描写にも気を使っています。
まあ、最近は女性キャラクターの女子力を向上させたアニメが増えていますが、ごちうさもその例に当てはまるわけですね。
衣装、髪型、スイーツ
加えて、ごちうさは衣装や髪型、スイーツにもこだわっています。
グッズなどの描き下ろしイラストでは、髪型やコーデにテーマを持たせてみたり。
可愛いスイーツが一緒に描かれることも多かったり。
そんなふうに、ごちうさでは「可愛い」を表現をするための工夫もたくさんみられます。
その一例はこちらで考察しています↓
成長ものがたり
ごちうさはチノちゃんの成長物語でもあります。
ココアさんと出会い、変わっていくチノちゃん。
ココアさんがいたから成長し、ほかのみんなとも繋がれたチノちゃん。
そんなチノちゃんの成長も、ごちうさでは描かれています。
ただ、ごちうさは学校がメインではないので、チノちゃんの進学エピソードもチノちゃんの成長を描くための要素にすぎません。
そのあたりのバランス配分も絶妙ですね。
つまり、ごちうさは
・年の差など関係ない友情
・↑を確かな説得力で描きつつ
・成長も描いて
・「可愛い」「女子力」を追求した
微百合アニメ。
というわけですね。
とまあ書いてみたけど記事一本では伝わらない可愛さ!
それがごちうさです。