前回のトロプリ
まなつのやる気は奪われても回復する。
今回はイベントをすることに
まなつ「みて~! 追試、合格したよ!」
前回、試験全滅で追試となったまなつでしたが、やはりスイッチが入ればやれるタイプでした。
(英語のテストは61点で、国語もわりと間違えているので、その気になっても平均くらいっぽいですけどね)
あすか「一時はどうなることかと思ったけど」
みのり「やればできる」
まなつ「思いっきり! 部活でトロピカるぞーーーー!」
追試を突破し、やる気満々のまなつ。
さんご「部活、一週間ぶりだもんね。何する?」
まなつ「なんかぱーーっとイベントみたいなことやりたいなぁ。私たちトロピカる部だけじゃなくて、もっとたくさんのみんながトロピカれるような」
みのり「他の部活の人も?」
まなつ「そう!」
あすか「じゃあ、部活対抗イベントとか?」
みのり「ビーチで出来ることは? ちょうどもうすぐ海開きだし」
そういえば海が近い場所でしたね。
サンドアート大会
まなつ「みんなで出来ることがいいなぁ。たとえば、砂遊びとか」
あすか「えぇ、それはないだろ」
みのり「砂遊び……なくはないと思う。サンドアートっていうの」
みのりがサンドアートについて説明します。
みのり「チームごとに作品をつくって、その出来を競う大会形式にすれば」
あすか「確かに、みんなで出来るな」
というわけで、今回の部活動はサンドアート大会に決まり、さっそく先生に相談することに。
その様子をローラはじっと眺めていました。
こうして、砂浜にて部活対抗サンドアート大会が行われることになりました。
初のイベント主催
イベント運営はまなつたちトロピカる部。
まずははまなつが挨拶。次にみんなでイベントの説明をしていきます。
さんご「大会のルールを説明します。明日の夕方までに部活ごとのチームでサンドアートを完成させること」
あすか「使っていいのは己の肉体とシャベル。あとは、霧吹きだけ」
さんご「優勝は最後に全員の投票で決めます」
あすか「そして優勝賞品は」
まなつ「これ!」
みのりが頑張って膨らませた風船には、”トロピカるメロンパン一年分”の文字。
費用は部費から? それとも先生が出したんですかね。
風船を膨らませて息切れするみのり。
そこはあすかの役目なのでは……。
楽しいサンドアート
サンドアート対決にはまなつたちトロピカる部も参戦。
主催ですが、
・審査員なし、判定は投票
・主催も含めてサンドアートの専門はいない
という状態なので、主催が参戦しても問題ないわけですね。
パラグライダーが飛行する青い空の下、はじまるサンドアート大会。
ローラはポッドの中から綺麗な青空を眺めていましたが、「外に出るなよ」とあすかに言われ、「わかってるわよ」「砂遊びになんか興味ないし」と言いつつもつまらなく感じていました。
まなつたちが作る彫刻の完成図は、まなつがスケッチブックに描いていました。
しかし絵が下手で……それをわかりやすく描き直すあすか。
絵もいけるんですね。
というわけで、まなつらしい海の生き物たちが並ぶ水族館にありそうな彫刻をつくることに
まなつ「なんだか子供のころに戻ったみたい」
さんご「うん、楽しいね」
協力して砂の彫刻をつくっていくまなつたち。
あすかもノリノリで楽しそう。
そんな4人の笑い声を聴きながら、
ローラ「出るなって言われると出たくなるのよね」
ローラは我慢できなくなってこっそりポッドの外へ脱出。
まなつたちの頑張る姿を撮影し――
ローラ「何よ。砂遊びがそんなに楽しいわけ?」
自分だけが楽しい作業の場にいないことを寂しく感じていました。
無事に終わる初日
まなつたちは自分たちの作業をしつつ、他参加者の質問にも対応。
そこへ先生も来て
「凄いわよね。こんな大きな大会を主催するなんて。トロピカる部も学校を代表するような部活になったってことね」
みのり「いえ、まだそこまでは」
まだ参加人数は少なめですが、今後どんどんトロピカる部が認知され支持されていくことで、主催するイベントの規模も大きくなりそうですね。
当初はスケット団的な部かと思いましたが、生徒のためにいろいろなことをやってイベントまで主催する――実質権力を持つタイプの生徒会!
となると、そのうちまたあの生徒会長とぶつかることも?? そして、ゆくゆくは学校外の人たちも参加するイベントを??
先生は差し入れを渡し、去っていきます。
そして、夕方。
1日目がおわり、まなつたちは他の部のサンドアートも見ていきます。
美術部のつくった巨大な教会はプロレベルのクオリティでした。
まなつ「これは私たちももっと本気で頑張らなきゃ!」
と気合を入れるまなつたち。
トラブル
2日目――。
まなつ「今日もがんばるぞーーー!」
と張り切るまなつでしたが、不幸にも急な雨に見舞われて……。
さすがのみのりも雨のことまでは考えていなかった様子。
みんなで雨宿りしますが、せっかくのサンドアートがダメージを受け始め、みんなの表情が暗く……。
諦めモードになるみんなでしたが、まなつは諦めずパラソルでみんなの作品をまもろうとします。が、突風でパラソルごと転倒してしまい……。
ローラ(ポッド)「そんなんじゃ防ぎきれないでしょ!」
まなつ「ほかに雨を防げるものなんて……」
そこでローラは、パラグライダーを提案しました。
さっそく、まなつはパラグライダーを借りにいき、布を作品にかぶせ雨から護ることに。
それをみて、みんなも手伝い始めます。
しかし、そこで今回の敵が襲撃してきます。
今回のゼンゼンヤラネーダはテトラポット的なヤツ。
みのり「せっかくのサンドアート大会!」
さんご「晴れたらまた続きをやるんだから!」
あすか「邪魔をするのは許さない!」
立ちふさがるまなつたち、
ローラ「みんな変身よ!」
モンスターボールから出てくるポケモンみたいに、ぬるりとポッドから飛び出し指揮を執るローラ。
トラブルを乗り越えて
今回はサンドアート回ということで、砂×海水で敵を固め、その動きを止めてから合体技で撃破することに。
ゼンゼンヤラネーダを排除すると、再び空が晴れていき……。
無事、大会続行!
その後、投票の結果により優勝は美術部に決まりました。
さんご「優勝は出来なかったね」
みのり「でも、素敵な作品が出来た」
出来上がった作品を前に、満足する4人。
それに、参加したみんなも笑顔で、初のイベントは大成功に終わりました。
そんな中、今回のことを一人寂しく思っていたローラ。
夜。
まなつはローラに声をかけました。
まなつ「今日はローラのおかげで大成功だったよ」
ローラ「別に私は何もしてないし」
まなつ「ありがとう、ローラ。今度はローラも一緒にやれる部活を考えるからね」
ローラ「私、部活なんて」
まなつ「ねっ」
ローラ「……うん」
なんだかんだで嬉しそうにするローラでした。
トロプリ11話感想
計画を立てたり情報を集めたりするのはみのりですが、いざって時にひらめくのはやっぱりまなつなんですね。
そして、すっかり指揮官的なポジションが板についてきたローラですが……。
日常生活の中では縛りがあるのが辛いところ。
まなつは次からはローラも参加できる部活動を――と言っていましたが、人に見られてはいけないという縛りがある以上、どうしたって制限はつきますし。
このままローラだけ参加できない部活動が続くのは、ちょっとかわいそうですね。
ローラにはそろそろ人間に変身する能力を与えてほしいです。
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