アルドノア・ゼロ の魅力は、今までのロボットアニメとの相違点にある?

アルドノア・ゼロ 2

アルドノア・ゼロ は2014年から2015年にかけて2期に渡り全24話で放送されたロボットアニメです。監督はあおきえい、ストーリー原案は虚淵玄、キャラクターデザインは志村貴子の原案を基に松本昌子が手がけています。

最近は原作ありのアニメが多い中で、完全オリジナルストーリでの放送でしたので、展開が全く予測が出来ず続きを楽しみにしていた人も数多くいました。

主人公は一般的なアニメと異なり、3人を挙げることが出来ます。地球側の主人公である少年・界塚伊奈帆、火星側の主人公である少年・スレイン・トロイヤード、地球と火星の間に位置する主人公である少女・アセイラム・ヴァース・アリューシア。

この3人を主人公にすることで、様々な視点からの群像劇を意識して アルドノア・ゼロ のストーリーは展開していきます。

火星との死闘を描く アルドノア・ゼロ のストーリー

アルドノア・ゼロ のあらすじを一言で説明するなら、地球と火星との争いであり、そんな中でも火星側のヴァース帝国皇女アセイラム姫は地球と火星との戦いを無くそうと奮闘しています。ですが地球には豊かな資源があり、火星には高度な文明テクノロジー「アルドノア」を持っています。そして火星側はその高度な技術力と軍事力でもって、地球の資源を奪おうを侵略を企ててくる訳です。

両国の間で長年続いた休戦協定は地球でアセイラム姫が襲撃を受けたことで破られるのですが、実はそれは火星側が用意した地球を襲う為の言い訳にすぎません。圧倒的パワーによって攻めてくる火星軍を向かえ打つのは地球の一人の高校生、界塚伊奈帆です。火星側は一枚岩ではないのでスレインはアセイラム姫の生存を知らずに地球人に敵対します。

ストレインと界塚伊奈帆のバトルシーンがこのアニメの見所の1つと言えますし、人型機動兵器カタフラクトでの戦闘シーンはとにかく迫力満点です。

アルドノア・ゼロ 2期では、アルドノア・ゼロの1期のラストから19ヵ月後を描いています。ストレインと伊奈帆の立場がどちらもより戦いの主軸となっているのがポイントとなります。またストレインは火星騎士に派閥争いを避け統一し戦うべきだと呼びかけていきます。一方地球連合軍は戦争を終わらせる為に火星の月面基地へ総攻撃をかけることを決断し、当然伊奈帆もその為に全力を注ぎ最後の対決となります。

戦力や兵器の不利を戦術で補え!なにかと弱い地球連合軍を、知略で勝たせる地球のホープ 界塚伊奈帆

この アルドノア・ゼロ の魅力として真っ先に挙げるのは、ロボットアニメですから当然、ロボット同士のバトルシーンです。スピーディな動きと派手な視覚効果は、やはりアニメならではの迫力と言えますし、アルドノア・ゼロ では場面を盛り上げる音響、音楽も非常に素晴らしい構成に仕上がっています。

そして、ただのロボット同士のバトルに留まらないのが アルドノア・ゼロ の最大の見所で、火星のロボットと地球のロボットはそのパワーや性能にかなり違いがあります。端的に言えば、地球側のロボットの方が劣っていて、正面から火星の兵器と戦えば、数値的には火星側の勝利となる筈なんです・・・。

が、その兵器の性能と技術力の差を覆すのが、地球の高校生の知略というのがこの物語の面白いところです。

ロボットアニメでありながら相手の武器の弱点を正確に見抜き、その弱点を突いて勝利するといった知能戦は見ていてとても爽快です。いわば弱いモノが知恵を出すことで強いモノをやっつけるといった構図になります。

また構図といえばアルドノアは火星の少年ストレイン、地球の高校生伊奈帆、そして両者と取り結び架け橋になろうとするアセイラム姫の3人の視点より物語が進んでいくのも特長で、それぞれ好きなキャラクターへの思い入れ度合いで、「チッ!火星の野郎!」や「地球のクズ共め!」と、見ている自分の立場も微妙に異なってきます。

アルドノア・ゼロ 1

画像引用元:youtube.com

 

単純な善悪ではない。ロボットアニメには少ない「妙」にリアルな現実感

前章では「チッ!火星の野郎!」や「地球のクズ共め!」などと書いてしまいましたが、 アルドノア・ゼロ ではそれぞれの立場の主人公がいるので、火星も地球も一概にどちらも「悪」と判断することが出来ないんです。多くのロボットアニメは主人公がいる方が正義であり、敵は悪と判断されますがこの物語は地球にも火星にもそれぞれの複雑な事情があります。

どちらの国の兵士も、平和を望み家族の為や大事な人を守る為に戦っている訳で・・・そういう点では非常に現代の戦争となんらかわりなく、非常にリアリティで考えさせられる設定になっています。

現実においては完全な悪などありませんし、そういう意味ではラストもリアル過ぎると思いました。正直なところかなり好き嫌いが分かれる展開だと言えますが、大きな戦争の後で誰もがハッピーエンドなんてありえないのでそういう意味ではアリだと言えるのではないでしょうか。

どちらの国も傷つきその傷跡はこれから徐々に癒していくのだと前向きに捕らえたいと思います。いい意味でも悪い意味でも誰も予想しなかった展開になっていると言うことが出来ます。

ちょうどこのコラムを編集している今日は、71年前に日本が戦争に負けてしまった8月15日です。そんな日に「戦争」と「平和」を、アニメを見ながら、「人と人とが戦う戦争の意味」について、少し考えてみるのも悪くありませんよ。難しい本や理論で勉強する事だけが、「戦争」と「平和」を学ぶ事ではないのですから。

アルドノア・ゼロ 3

画像引用元:youtube.com

 

アニメの題名:アルドノア・ゼロ
作者/監督:あおきえい
主な声優(複数可能):花江夏樹・小野賢章・雨宮天
製作会社:A-1 Pictures + TROYCA
公式サイト:http://www.aldnoahzero.com/
公開日:第1期2014年7月~9月
第2期2015年1月~3月
上映時間:日曜 0:00 – 0:30(土曜深夜)

 

『アルドノア・ゼロ』「界塚伊奈帆」の魅力。ただの朴念仁じゃない!

©Olympus Knights / Aniplex•Project AZ

引用元: アルドノア・ゼロ 公式サイト


※このページは、公開からおおよそ756 アクセスがありました。

ライティング:あにぶ編集部 さん

アルドノア・ゼロ 2

お気に入り記事をシェアして下さい

この記事に関するコメント