TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』総括【感想コラム】

TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第3話「敗・北」【感想コラム】

2018年秋アニメの人気ランキングで1位の『ゾンビランドサガ』に続き、『 SSSS.GRIDMAN 』が2位に入りました。3位から5位が全て原作付き作品である中、最近では数少なくなったオリジナル作品がワンツーフィニッシュと言うのは嬉しい気になりますね。

そんな『SSSS.GRIDMAN』の感想も、ついに最後の総括を残すのみ。正直、あっという間に過ぎた3ヶ月でした…

「 グリッドマン 」への思い入れ

TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第2話「修・復」【感想コラム】

画像引用元:Ⓒ円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会

筆者は原作である『電光超人グリッドマン』を中学生の頃リアルタイムで見ており、当時ほとんどの家庭になかった『パソコン』というものに興味を抱いていました。中学にパソコン部というのがありまして、部活でフロッピーディスクから読み込むパソコンゲームをプレイしたりして触るのに慣れようとしていた頃です。(今となっては信じられないかも知れませんが、この頃のパソコンはフロッピーでゲームを読み込んでいました)

『電光超人グリッドマン』はパソコンによるデータ通信の発達した時代を描いた作品でしたが、放送の数年後にWindows95が発売されたのを契機としてインターネットと言うネットワークが実際に身近なものとなったことで、その内容が現実を先取りしたように思われることから「早すぎた名作」と呼ばれることになりました。

『SSSS.GRIDMAN』は、そんな作品がIT社会となった現代に蘇るということで一体どのような物語が描かれるのかと思われていましたが、普及したネットワークを舞台にするものではなく、ヒーロー作品のもつ普遍的なテーマを前面に押し出したストーリーで、これもまさにグリッドマンの物語であるとうならされるもの。

スタッフ様の尽力により、『電光超人』のオープニングとエンディングが最終話で使用されるというサプライズもありました。

その思いはいつだって側に

TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第7話「策・略」【感想コラム】

画像引用元:Ⓒ円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会

『SSSS.GRIDMAN』の主題歌である「UNION」はシナリオを読んだうえで作詞されており、「ネタバレが多すぎる」の理由で3回ほどリテイクされたという逸話がありますが、その甲斐あって素晴らしく物語に沿った内容になっていたと思います。

君を退屈から救いに来たんだ。最終回の展開は、歌詞の最後にあるこの一言に集約されていると言っていいのではないでしょうか。そして公式サイトのキービジュアルに添えられた文言、「独りじゃない。いつの日も、どこまでも。」放送開始当初はこれが誰に向けられたものなのか分からなかったのですが最終回まで見終えることで、広い世界に向けて歩き出していくそれぞれのキャラクターに宛てられたエールだと感じることが出来ました。

二度と会うことが出来なくても、アカネの側には六花の想いが詰まったパスケースがあり、将と六花にはグリッドマンである裕太と過ごした日々の思い出が残されています。そしてグリッドマンもまた、かけがえのない友人たちの記憶を胸にカーンデジファーやアレクシスのような者との新たな戦いに赴くのでしょう。

アカネは、怪獣が好きでヒーローが嫌いだと作中で語ります。そして怪獣は負けるために生まれて死ぬ、という思いも同時に抱いている様子でした。それはもしかしたら、「自分はヒーローにはなれない」という思いが下にあって、怪獣に自分を投影しているからなのではないでしょうか。

けれど、『グリッドマン』の2つのオープニングは「誰もが皆なヒーローになれるよ」「主人公は誰かやるでしょって、知らぬ間に諦めたりしないでよ」と曲を聞く人を励ますように語りかけてくれます。

深夜枠なのがもったいないくらい、清々しい正統派ヒーローの活躍を記した物語でした。ありがとう、グリッドマン。

タイトル SSSS.GRIDMAN
原作 グリッドマン
監督 雨宮哲
脚本 長谷川圭一
放送期間 2018年10月~12月
主な声優 響 裕太・広瀬裕也
グリッドマン・緑川光
公式サイト https://gridman.net/

SSSS.GRIDMANの各話も是非チェックして下さい!

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