「さすがはお兄様です。」
「魔法科高校の劣等生」お兄様「司波達也」が登場すると、ネット上の掲示板やツイッターには、達也の妹、お兄様を敬愛してやまない「司波深雪」のこの言葉があふれます。お兄様は、国立魔法大学付属第一高校の劣等生なのですが、たった一人で戦術核兵器にも匹敵する能力を持ち、敵を大陸ごと滅ぼし、死んだ仲間を簡単に生き返らせることができます。
そんな、時間無制限、無敵モードのゲームのシーンが延々と続く中で、視聴者はこのようにつぶやき続けるのでした・・・・。
前ふりはこのくらいにして、毎年、『新語・流行語大賞』が年末に話題になりますよね。実は、アニメ界隈でも同じようなものが2013年から設けられています。
『ガジェット通信』さんが募集している、『 アニメ流行語大賞 』がそれに該当し、2013年には金賞に『のんのんびより』の「にゃんぱすー」が選ばれました。
2014年はどうだったのでしょうか。以下で見ていきましょう。
『アニメ流行語大賞』の結果と傾向
結果はこちら。
2014年の金賞~銅賞は
金賞:レロレロレロレロ(『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』より)
銀賞:もんげー(『妖怪ウォッチ』より)
銅賞:妖怪のせいなのね(『妖怪ウォッチ』より)
ご存知のように2014年は『妖怪ウォッチ』旋風が巻き起こりました。ゲームも関連グッズも爆発的に売れて、主題歌はNHK紅白歌合戦で特別コーナーが作られ、日本中に放送されたのも記憶に新しいところです。
『ジョジョの奇妙な冒険』のセリフも原作好きならばおなじみのものです。花京院がさくらんぼを舌で転がした時のあの擬音です。
金賞~銅賞は、俗にいう「一般人気」の高いアニメのセリフは選ばれましたが、ここはオタク入門サイトの「あにぶ」です。4位以下の中から、特に「ならでは」のものを3つ選んで紹介します。
4位:「こころぴょんぴょん/あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^」
『ご注文はうさぎですか』のOP『Daydream cafe』の歌詞の一説です。実際にアニメのシーンで使われることはありませんが、この作品を象徴する言葉として、有名になりました。作詞した畑亜貴さんのセンスが光るフレーズです。
畑亜貴さんはあの有名な『涼宮ハルヒの憂鬱』のED『ハレ晴レユカイ』や『らき☆すた』のOP『もってけ!セーラーふく』などの「電波な」歌詞はもとより、『ラブライブ!』関連の全楽曲の作詞を担当しています。
(C)Koi・芳文社/ご注文は製作委員会ですか?
9位:「(^q^)くおえうえーーーるえうおおwww」
『ガールフレンド(仮)』の登場人物「クロエ・ルメール」の自己紹介セリフです。クロエはフランス人なのですが、訛っていてこう聞こえてしまったというわけです。2014年(去年ですよ!)のお正月に、原作のスマホゲームのCMとして大量に流れて広まりました(下の動画がそれです)。
クロエの声優は『カードキャプターさくら』の木之本桜役を演じた丹下桜さんです。懐かしさのあまり、はまってしまった人もいるのではないでしょうか。
(C)CyberAgent, Inc. /ガールフレンド(仮)製作委員会
15位「あきらっきー/あきらぶりー」
『selector infected WIXOSS』『selector spread WIXOSS』の登場キャラである「蒼井 晶」の一人称。彼女はカリスマ読者モデルなのですが、心に深い闇を抱えていて、時々、本性をむき出しにして、豹変します。
演じる赤﨑千夏さんの演技が見事にはまっているため、その2面性を楽しむことがでことができます。あきらっきー、あきらぶりーはその表の性格が出ているとのキャラ付けです。なお、selectorのアニメは先日、劇場版の製作が発表されました。
(C)LRIG/Project Selector
好評でしたら、ほかの流行語についても今後、解説していきたいと思います。