1997年から声優活動を開始している日野聡さんが演じられているキャラクターの中で私が好きなものを3名ピックアップして紹介していこうと思います。
元々は吹き替えのお仕事をすることが多かったようですが、その時に知り合ったディレクターさんが参加していたテレビアニメ『一騎当千』のオーディションに呼ばれ初レギュラーを任されたことがきっかけで声優として活躍する機会が増えていったようです。
幅広い役をこなす日野さんの魅力いっぱいキャラ達の紹介です！
おちゃらけているように見えて強い意志を持つ高校生・平賀才人
2006年から2012年まで放送されていたテレビアニメ「ゼロの使い魔」シリーズより。
ごく普通に生活する高校生だったが、召喚魔法によって東京から異世界ハルケギニアへ召喚されたトリステイン王国の貴族ヴァリエール公爵家の三女・ルイズの「使い魔」。
お調子者で悩みや目の前で起きた現象をあまり深く考えないように見られているが思い込みが激しく、日本の価値観で生活するためハルケギニア世界の風習に怒り抵抗するたび周りの人間から破天荒な人物だと思われている。それでも実際は、どんな困難や障害に
も挫けない我慢強さを胸に秘めた強い漢。
悩まないけど勘違いしやすいから異世界に行っても、使える道具があれば日本と同じように生活できると思っていそうですね。どんな辛い事や苦しいことにも諦めずに向かっていけるのは、男らしくてかっこいいなって思いました。
VODリンク：ゼロの使い魔の視聴はこちらから（prime video）
(C)2006 ヤマグチノボル・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊／ゼロの使い魔製作委員会
今更聞けない、ツンデレってなんだ？ アニメや漫画などで「ツンデレ」と呼ばれる属性を持つキャラクターは多数存在します。 代表的なキャラでいうと、「ゼロの使い魔」のルイズ、「とある魔術の禁書目録」の御坂美琴、「新世紀エヴァンゲリオン」のアス[…]
ゲームオタクだけど子供たちからの信頼は厚いイケメン先生・土田直純
2010年に放送されていたテレビアニメ「はなまる幼稚園」より。
はなまる幼稚園さくら組を担当し杏からの激しいアプローチを受けつつも組担当の山本菜々子先生に片思い中の男の先生、愛称は「つっちー」。
仕事中にゲームをしている姿をたびたび園児に見られそのことを突っ込まれるほか２0時間ゲームをしたことがあるようなゲーマーにも拘らず、昔から手先が不器用なせいで男子園児からは完全にナメられ「土田」と呼び捨てされている他、妹からもだらしなさをバカにされる散々な扱いを受けている。だが、困っている子供たちをさりげなくフォローしたり、片思い中の山本先生への告白よりも子供たちのお世話を優先するなど、園児たちからの信頼は厚く、責任感が強く男らしい性格をしている。
困っている子が気を使わないようにやんわりフォローしているところが、子供たちの意思をきちんと尊重していて、みんなから信頼されるのも納得です。
VODリンク：はなまる幼稚園の視聴はこちらから（prime video）
公式サイト：https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/hanamaru/
©勇人／スクウェアエニックス・はなまる幼稚園保護者会
愛犬とのんびり暮らしている個性派ガラス職人・小松
2015年から2016年まで放送されていたテレビアニメ「いとしのムーコ」より。
頭にタオルを巻き、派手で個性的なデザインのTシャツを着て、花粉が飛び始めるとゴーグルとマスクをつけることがあるあるな薄い眉毛とスマートな体型が特徴のガラス工房「GLASS STUDIO amato」を営む吹きガラス職人、フルネームは小松 誠二。
工房の外の庭で柴犬の雑種・ムーコを飼っていて、1人の時でもよくムーコに話しかけて遊び相手をしてやるなど愛情深く育てているが、叱る時には口元を掴む。時々ムーコ自身が身体的・精神的苦痛を受ける遊び方をせがむことがあるため遊んでやっているが、目撃した友人たちから「ひどいなお前」と批判されるため悩んでいる。
職人さんって作業服を着ている印象が強かったので、Tシャツで作業しているのはとってもオシャレに感じました。
VODリンク：いとしのムーコの視聴はこちらから（prime video）
公式サイト：http://www.anime-muco.com/
© みずしな孝之・講談社/いとしのムーコ製作委員会
皆さんはいとしのムーコというアニメをご存じですか。２０１５年１０月から２０１６年３月までテレビ東京系で放映された、女の子の柴犬らしき犬が主人公のかわいいアニメです。 今でもDVDが発売されていますし、ABEMA PRIMEでも観られます。[…]
怖いことにも恐れず向かっていけば世界は広がるのです。
今回紹介させていただいたキャラクター達には、‘自分がたとえ批判されても周りの人間が幸せならそれでいい’という優しい思いが心の奥にあるという点が共通しているように私は感じました。
そういった心の中にひそんでいる思いを表現するのはとでも難しいことなのに声色の変化でそこまで感じ取れてしまうのは、日野さんが声優として活動される前に吹き替えとしての経験を積まれていることや原作を読み込んで役に向き合っていくため、彼自身の中にしっかりと演じるキャラの人柄が染みついているからだなと私は強く感じています。
しっかりとキャラと向き合える日野さんが、今後どんな登場人物に息を吹き込んでくれるのかすごく楽しみです！
文章：あそしえいつ T.Ａ
