『ブラッククローバー』の原作は、「週刊少年ジャンプ」にて連載中の漫画です。それとは別に、ノベル版もあります。
今回は、ノベル版のエピソードのアニメ化となります。
時は戻って王都の入団試験前
五ヶ月前。
アスタが魔導書を手に入れ、王都に向かうまでの間。
当時のアスタは、まだ剣の素人。
そこでアスタは、山にこもり剣の特訓をしていました。
そんなある日、イノシシに追われる男ファンゼル・クルーガーと出会います。
彼を助け飯を食わせると、山奥にある小屋へと招待されます。
アスタは、しばらくの間その小屋で剣の稽古をつけてもらうことになりました。
マリエラ
剣の持ち方、振るい方、体重移動の仕方などを教えてくれるファンゼル。
『ブラッククローバー』の世界では、武器を使う者が少ないです。
しかし、ファンゼルは魔法を剣の形にさせて戦うタイプなので、ある程度の剣術が使えたのです。
ある時、マリエラという女性があらわれます。
彼女はファンゼルの教え子であり、離れ離れになってしまったファンゼルの婚約者ドミナント・コードを探していました。
ファンゼルとマリエラは、ダイヤモンド王国の魔法騎士でした。
しかし、軍の過激なやり方に反発し、逃亡。
ダイヤモンドの兵に追われ、ファンゼルはドミナントと離れ離れになってしまったのです。
裏切りの教え子
マリエラ曰く、ドミナントの杖と血の跡だけは見つかったらしく……。
彼女は亡くなったかもしれない。
と、知らされてしまうファンゼル。
そんなファンゼルのことを、マリエラは裏切りました。
マリエラは自分を逃し、戦い方も教えてくれたファンゼルのことを、尊敬しています。
けれど、生きるためにダイヤモンドの追手に寝返り、一緒に逃げてきた仲間を売り、ファンゼルすらもダイヤモンド兵たちに突き出そうとします。
すべてを失い、生きる希望を失ったファンゼル。
けれど、アスタは言いました。
生きる希望は自分で見つけるのだと。
立ち直ったファンゼルとアスタは、敵兵を排除。
形勢逆転となり、マリエラは撤退。
ファンゼルは婚約者がまだ生きていると信じて、探しに行くことに。
こうしてファンゼルとアスタは別れるのでした。
というのが、ノベル版のエピソードです。
ノベル版には他にもエピソードがあります。来週も、そんなファンゼルのエピソードを放送。
当時ジャンプで魔女編を読んでいた方は、ノベル版を読んでいないと、唐突に出てきたファンゼルに少し困惑してしまう形でしたが――アニメではちゃんとやってくれていますね。
ファンゼルは、今の“アスタの腕を治す方法探し”にも関わってくるキャラクターです。
来週も見逃せませんね。